2023/08/03 09:00
しばやん
【子どもと防災】徳島県立防災センター(板野郡北島町)9月1日は防災の日!家族で学べる「防災体験ツアー」をレポート!
「もしもの時」のその前に 家族の防災インフォメーション
今年の夏も大雨による被害が日本各地で起こっています。毎年のように発生している暮らしを脅かす自然災害。自分や家族を守るために、災害が起こる前に知っておきたい「防災」について取材しました。
徳島県立防災センター
地震・大雨・暴風・火災などが疑似体験でき、楽しみながら防災意識を高められる家族で学べる防災施設。非常時には災害対策拠点としての役割を担う。開館日は毎日「防災体験ツアー」を実施しており、災害の疑似体験によって日頃からの備えの大切さや災害リスクを学べるよ。
●防災体験ツアー
開催日/開館日の9:30・10:00・10:30・11:15、13:00以降30分ごとにスタート(15:30最終受付)
所要時間/60~90分
料/無料
予約/不要(10名以上の団体は要予約)
家族で学べる「防災体験ツアー」をレポート
協力してくれたのは…
新居さんファミリー「防災センターに来るのは今日が初めて。どんな施設なのかドキドキしています」。
1.防災ガイダンスで防災アニメを見よう
ツアーの最初はシアターの大型スクリーンで防災DVDを鑑賞。災害が起こったときにどのように行動すればいいかをアニメやドラマ仕立てでわかりやすく学べる。6種類の作品リストから参加者の年齢に応じて上映してくれるよ。上映時間は約10~20分。
※上映中は暗くなります
今回はアニメ作品。地震が起こって家族が離れ離れになったらどうする?といった内容を鑑賞。
2.震度5ってどれくらい?地震の揺れを体験
3歳~未就学児は震度5強、小学1~3年生は震度6弱、小学4年生以上は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の地震を再現した震度7の揺れを体験できる。
地震が起こったらどうするかなど、体験前後にスタッフさんからの解説もあります。
体験では揺れるタイミングをアナウンスしてくれるけれど、実際の地震は突然起こるもの。体験を通して大地震を「自分ごと」として実感し、備えや心構えにつなげよう。
3.消火体験で消火器の使い方を学ぼう
映し出される火災映像に向かって、実際の消火器(中身は水と空気)を使い消火活動を行う。ホースを前に向けて映像に水をうまくあてることができれば消火完了。火事が起こったときの行動や消火器の使い方を楽しく学べる。
4.吸わないようにゴールを目指そう!煙体験
煙が充満する通路をドアを開けながら出口まで進む。煙ににおいがついており、煙を吸ったかどうかを判断できる。実際に火災が起こったときは煙を吸い込むと命の危険があることを、体験を元に子どもに伝えられるよ。
5.立っていられる!? 暴風雨体験
立っていられないほどの暴風雨を体験!
小学2年生までは風速20メートル、小学3年生以上は風速30メートルの暴風を体験できる。また15時30分スタートの最終ツアーのみ150ミリの豪雨を組み合わせた暴風雨体験も。カッパや長靴、ゴーグルの貸し出しあり。体験は足でしっかり立って歩ける年齢から。
スタッフさんがアテンドしてくれる体験ツアーはここまで。
館内にはほかにもさまざまな体験・展示があるよ。
119番通報視聴コーナー&通報体験
受話器を上げると119番通報の内容が聞こえてくる。
消防士役(台本あり)と通報役にわかれて行う通報体験。人が倒れている、火災が発生しているなど複数パターン用意されている。現場の状況をうまく伝えられるかな。
ほかにもさまざまな体験・展示が!
ミニ消防車と消防士になりきって写真が撮れるフォトブース。
VRゴーグルで南海トラフ巨大地震による津波避難を体験(中学生以上)したり、防災ゲームで遊べるコーナー。
他にも防災グッズの展示や安全な住まい(家具転倒防止)コーナー、救命体験(中学生以上)など、子どもと一緒に防災について気軽に学ぶことができるので、家族で訪ねてみてね。
また地域住民に向けて防災センター職員による防災出前講座や防災DVDの無料貸し出しなどにも取り組んでいる。イベント情報などの詳細はホームページをチェック!
徳島県立防災センター
- 住所/ 板野郡北島町鯛浜字大西165
- 電話/088-683-2000
- 営業時間/9:00~17:00
- 定休日/月 その他休業日/第1火曜(祝日の場合は開館)、月曜祝日は開館・翌日休、年末年始
- 駐車場/21台