2023/08/02 12:40
しばやん
【子どもと防災】徳島ママ防災士の会 Switch(スイッチ)9月1日は防災の日!自分や家族を守るために、災害前の今できること
「もしもの時」のその前に 家族の防災インフォメーション
今年の夏も大雨による被害が日本各地で起こっています。毎年のように発生している暮らしを脅かす自然災害。自分や家族を守るために、災害が起こる前に知っておきたい「防災」について取材しました。
自分や家族を守るために、 災害前の今できること
防災って何だろう?何から始めればいいの?子育て家族の備えのポイントは?ママ防災士に聞いてきました。
「防災スイッチオン!」
教えてくれたのは…
徳島ママ防災士の会 Switch
代表 瀬戸恵深さん
『B-FM791(エフエムびざん)』の番組ディレクターとして2018年に防災士資格を取得。防災をキーワードにしたラジオ番組「ラジオとくしま防災委員会」(毎週金曜8:00~)など、災害を身近に考える防災情報を発信中。私生活では小学2年生の子どもを育てるママ。
できること① お出かけバッグにプラスしよう! 防災ポーチ
オムツやミルク、着替え、母子手帳などを詰めたお世話バッグは赤ちゃんと一緒にお出かけするときの必需品。ということは、実はパパやママは日頃から無意識に子ども用の備えができているということ。大人が使用するアイテムを少しプラスするだけで、より安心につながるよ。
ポーチの中身(一例)
・衛生用品(アルコールジェル、歯磨きシート、歯磨きセット、ばんそうこう、マスク、綿棒、クレンジングシート、汗ふきシートなど)…使い捨てが便利
・カイロ
・携帯トイレ…トイトレ中の急な「トイレ!」にも活躍
・エマージェンシーシート…コンパクトなものを選ぼう
・常備薬(痛み止めなど)※
・虫よけ、虫さされ薬※
・ハンドクリーム※
・モバイルバッテリー※
※普段使いのものをまとめておこう
・手鏡
・ホイッスル
・防水袋
・おやつ…小腹を満たす連結おやつがおすすめ
普段使っているものと組み合わせて準備してみよう。100均でそろうアイテムも多いよ。
瀬戸さんが実際に持ち歩いている防災ポーチ。使い捨てやミニサイズのアイテムでそろえるととってもコンパクトに。
できること② 子どもと一緒に作ってみよう! パーソナルカード
瀬戸さんが制作に携わったパーソナルカードは『エフエムびざん』のHPからダウンロードできる。
名前や生年月日、家族の連絡先、健康に関すること、カードを見た人へのお願いなど、子どもと離れた場所にいても、近くの大人にわが子の情報を伝えるツールとして役立つパーソナルカード。「避難場所はここだよ」など、子どもと一緒にカードを作ることで、家族で防災を考えるきっかけにも。作ったカードは子どもがいつも使っているカバンに入れておこう。
できること③ 避難訓練の日は家族の防災の日
園や学校の避難訓練の日は親子で防災について話し合うチャンス。地震や火事などどんな状況で、どういう風に避難したのかを子どもに聞いたり、“どうする?”を一緒に考えたり、保護者が関心を持って考えることで家族の防災意識を高めよう。また暮らしの中で防災を考えるきっかけとして、災害をテーマにした絵本を読むのもおすすめ。
CHECK|災害前に最低限備えておきたいもの
災害によって必要な備えは違うけれど、必要最低限これだけはそろえておきたいものをピックアップ。台風や水害は予報によって備えの時間が確保できることもあるので、しっかり事前準備をしておこう。地震や津波は一刻の猶予なし! モノより命。まずは安全な場所にスムーズに避難を。
●最低限用意しておきたいもの
・スニーカー
・ヘッドライトorペンダントライト
・雨ガッパ
・ホイッスルor防犯ブザー
・携帯ラジオ
備えを日常に、暮らしとつながる防災
「「備えない防災」として、日常的にも非常時にも役立つ“フェーズフリー”がトレンドとなっています。特に小さな子どものいる家庭は日々の暮らしも手一杯で、必要なことはわかっていても備えを暮らしに取り入れるのが難しいことも。だからこそ、改めて備えるというよりも、暮らしの中に非常時も役立つものやサービスを取り入れることが重要です」。
徳島ママ防災士の会 Switch(スイッチ)
2022年2月設立。徳島県内で子育て中のママ防災士13名が在籍し、ぞれぞれの得意分野と防災を組み合わせた活動により、子育て世帯を中心とした防災意識向上を推進。防災講座やワークショップ、防災情報の発信を通して備えの重要性を届けている。
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