2023/08/25 09:00
さあや
【2023年4月開講/学舎(吉野川市山川町)】子どもからシニアまでが学ぶ プログラミング・スマホ・パソコン・インターネット教室
デジタル化が進む社会の中で、デジタル機器を操作できる人とそうでない人の恩恵を受ける格差が大きくなってきている今、「誰一人取り残されずデジタル社会の恩恵を享受できるようにしたい」という想いで、子どもからシニアまでのプログラミング教室『学舎』をスタートさせた。
都会ではプログラミング教室が多数開校され、学びの機会が多くあるのだが、地方ではまだまだ。
代表の木村さんは前職での経験や知識を活かして、徳島でも誰もがプログラミングを利活用できないかと今年4月から本格開講。
プログラミングを身近に感じ、学ぶことができる機会をここ、山川町から創出している。
プログラミングを身近なものにし、生活や楽しみの幅を広げられるように
力を入れているのがシニア向けのスマホ・PC教室の開校とシルバー大学での講義だ。
スマホ・PC教室では、「店舗に直接買いに行けなくてもネットショッピングが利用できるようになって楽になった」「孫と共通の話題で話をすることができるようになった」などうれしい声も寄せられているそう。
高齢者自身が生きがいを持ち、豊かな高齢期を創造できるよう支援をするシルバー大学の講義では、実際に小学校で補助講師として活動できるシニア世代を養成している。
補助講師として小学生と関わりたいという志の高いシニアの方々に人気のセミナーだ。
教育現場でもICT格差が大きいのが現状で、子どもたちにとってICTが楽しいものになるために補助講師の養成に尽力している。
ほかにも子ども向けのプログラミング教室も開校している。
家庭環境によって子ども一人ひとりのICT格差も大きくなっているが、教室では一人一つのパソコンを利用して動画を視聴しながら自分にあったスピードでプログラミングを学び、体験できる。
小学生からプログラミングを学ぶことで、プログラミングができる技術が身につくのではなく、プログラミング的思考を養うことができる。プログラミング的思考とは、最適な方法で問題を解決するためにはどうするべきか試行錯誤することであり、この思考力が現在、日本の学校教育で必要とされているのだ。
また、デジタル機器やICTの上手な活用方法や、親やシニアが持つ偏見をなくすための指導も行っている。
デジタル機器やICTを上手く活用するとその人の生活や楽しみの幅を広げ、自分に合った方法で学ぶ機会を増やすことができる。
このことを子どもにはもちろん保護者や教職員にも伝え続けている。
基本は山川町の教室で小・中学生向けの[ロボットプログラミングコース][Scratchプログラミングコース]、シニア向けの[マンツーマンスマホ・PC教室]を開校しているが、声がかかれば[Excel][パワーポイント][ホームページ作成]など幅広く、オンラインでも対応している。
「これらのノウハウを活かして、地域貢献ができれば」と代表の木村さん。
今後はプログラミング教室だけでなく、教室に地域の人が寄り合える場所として地域に開かれた場所となることも計画しているとか。
学舎
- 住所/ 吉野川市山川町山路 121-1
- 電話/0883-30-3795
- 営業時間/10:00~19:00
- 定休日/火、日
- 駐車場/6台