【徳島グルメ連載・定食データバンク】日本料理の技術を注ぎ込んだお手頃御膳

メインのおかずに、色とりどりの副菜、気持ちをホッとさせてくれる汁物、ごはんにデザート。

1食で心と身体を満たしてくれる魔法の食事「定食」！

食堂、定食店、カフェ、居酒屋など、さまざまなお店で提供されているが、意外と一人ひとりが知っているのは街の一握り。

「いつもと違う気分のとき」「出先でランチをとるとき」などは、お店探しで苦労したりすることもあるのでは？

そこで「あわわ」では、県民の皆さんから定食提供店の情報を集め、「あわわのアプリ」「あわわWEB」にビッグデータとして保管する連載がスタートしました！

日本料理の技術を注ぎ込んだお手頃御膳

今回紹介する定食提供店は「＠kankitumankitu」さんが推薦してくれた『日本料理 増田』だ。

店主の増田さんは、当時鷹匠町で多くの著名人に愛された『料亭 青柳』とその支店である『日本料理 婆娑羅（ばさら）』で長年料理長を務めたのち独立し、約6年間前から東新町アーケード内で店を構えている。

これまで培った和の技術を活かして、地元の食材や旬の食材を見事な日本料理に仕上げて提供してくれるのだが、もっと手軽に通ってもらえる店にしようとお手頃価格な御膳や丼物も提供している。

「値段を抑えたことで、これまで出会えなかったお客さんと出会うことができました。1週間のうち必ず1～2度は来店してくださる常連さんに、近くで働く会社員の人たちがランチに通ってもくれています」と増田さん。

こちらがランチタイムのメニュー。

御膳は日替わり、天ぷら、焼き魚、お造りの4種類で、おかず以外はごはん、サラダ、茶わん蒸し、小鉢2種、香の物、味噌汁という内容になっている。

天ぷらや焼き魚、お造りに使われる食材は季節によって変わるのだが、夏から秋にかけてなら天ぷらであれば海老、イカ、ナス、鳴門金時などの定番どころにズッキーニやいちじくなど変わり種が加わる。

焼き魚は塩焼き！ 備長炭で丁寧に炭火焼きしているので、旨みが溶けだすことなく閉じ込められており、よく食べる魚でも味の違いに驚くはず。

御膳を注文すると食後に必ずコーヒーが付いてくる。

丼物は手早きお腹を満たしたい人に好評！

牛しぐれは、これまで腕を振るっていたお店の名物でもあり、それをより親しみやすい味・価格にアレンジしたものだ。

仕入れる時期によって牛のバラ肉だったり、肩肉であったり違いはあれで、醤油をベースに甘辛く味付けし、温泉卵をトッピングして提供するスタイルは変わらない。

一番の人気は［日替わり御膳］（1,100円）。

取材日のメインは、塩・こしょうとほんのわずかな醤油で香りづけした牛すじ肉のコロッケ！ しかも2つも。

牛すじ肉は水をかえながら90分以上似込んで柔らかくしてあり、子どもからお年寄りまで安心して食べられる。

ソースは中濃ソースを軸に何種類もの調味料をかけ合わせた独自のオーロラソースで、これがご飯に合う。

サラダも付いているが、付け合わせは温野菜で、この1食でたくさんの野菜が摂取できるところが嬉しい。

おいしいご飯の秘密！

お盆の上に並ぶ魅力一杯のおかずたち。美味しくいただいてもらうために一緒に食べるご飯の炊き方にもこだわっていて、日本料理ならではのお米のとぎ方や適切な浸水時間をとることで、米の一粒一粒がふっくらやわらかなご飯になるように仕上げている。

御膳のご飯は男性が大盛り、女性が普通盛りで提供されるが、事前の声かけがあれば量の調整は可能。

追加料金なしでおかわりができ、過去にはお茶碗6杯以上食べたという人も。

日曜・祝日であれば、『新町地下駐車場』『紺屋町地下地駐車場』の2カ所が1時間まで無料（10:00～19:00までに入庫した車両に限る）になるので、それに合わせた来店もおすすめ。

その場合、正午12時は混み合うそうなので、11時30分頃までには来店を！

こちらは夜の午前のメニュー、お造り、天ぷら、焼き魚が一度に味わえる［和食三昧］（2,970円）も登場する。
※一部御膳メニューは昼と夜で料金が異なる。

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