2023/09/02 17:00
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】2連勝中の徳島! 生き残りをかけて3位清水と対戦
吉田新監督の初陣となった前節の金沢戦。
サイドにはる選手の特性を活かし、一定の効果を得られた4バックを引き続き採用し、序盤から試合のペースを握った。
ゴール前で積極的にシュートを放ち、前半39分にそのチャレンジが実を結ぶ。
FW棚橋のあげた浮き球のクロスにMF西谷が反応し強引気味に一閃。ボールはキーパーの頭上、ネットギリギリの位置に突き刺さり先制に成功した。
後半からは金沢がギアを上げて得点をねらいにきたため、徳島は守備への意識を強め、GKスアレスも体をはってゴールを守る。
虎の子の1点を守り抜き、今季初の2連勝を達成♪ 順位を上げることにも成功した。
この調子を維持したい徳島は、今節で現在リーグ3位の清水の本拠地へのりこむ。
前回の清水との対戦
前回清水と対戦したのは、第13節のことだった。
厳しい日程を配慮して、清水は大幅なターンオーバーを実施し前節のスタメンから多くの選手が入れ替わる。
その影響もあってか序盤は徳島がペースを掴み、清水が後手にまわる状態に。
フリーキックやコーナーキックなどセットプレー効果的に獲得し、変化をつけたアクションもからめて揺さぶりをかける。
そんななか前半40分のセットプレー。絶好調男・柿谷の蹴ったフリーキックに安部が反応し、太ももでワントラップして冷静に決めきる。
清水のGK権田の果敢に飛び出してきたが、それにもうまく対応した技ありのゴールだった。
後半開始と同時にFWチアゴ サンタナやMF乾など主力を投入しギアをあげようとする清水に、徳島はチーム一丸となって対応。
積極的な持ち上がりに振り回される機会が多くなるも最後はしっかりしめて得点を許さない。
しかし、後半AT3分の清水最後の反撃が思いもよらないドラマを生む。左からのコーナーキックをニアサイドで待ち構えていたCB井林が頭でそらし、コンビを組むCB鈴木がヘッド。ボールはあっという間にゴールへ吸い込まれ、ドロー決着となってしまった。
奪取&速攻! 限られたチャンスをモノに!
ⓒTOKUSHIMA VORTIS
J1への自動昇格を争う清水。
その得点数はリーグトップ、守備でもこれまで13試合のクリーンシートを達成するなど、攻守でバランスのとれた最高の状態で残り10試合に勝負をかける。
ゴール数とアシスト数を合わせた得点関与数で、チームトップの数字を誇る元日本代表MF乾の出場停止が決まっているが、それを穴に感じさせないほどタレントが揃っている。
徳島と同じく両サイドを活用した攻撃を得意としているが、そこにほころびも。
これまでの対戦では中央から左右に通すパスをカットされ、速攻へつながれるシーンがいくつかあった。
徳島としても狙いはここでいいと思う。
個人的に期待しているのはトップのほか右サイドでもプレーできるFW棚橋。
身体のラインはまだ細めだが、ボールを受けてからトップスピードにのるまでが速く突破力もある。
清水は基本的にサイドが高い位置をとっているので、ボールさへ奪取できれば得意のドリブルでゴール前に顔を出したり、金沢戦のような得点につながるようなクロスを供給できる可能性が高い。
ボランチを2枚にしてボール奪取とパス供給を得意とするMF永木も入ったので、ボールを預かるチャンスは各段に増えるだろう。
限られたチャンスをモノにして敵地で3連勝を決めてもらいたい。
9月10日(日)のいわき戦で、クラブの新エンブレムをお披露目
『徳島ヴォルティス』がクラブ設立20周年を記念して、2024シーズンから新エンブレムを採用することを発表していたが、そのお披露目の日程がついに決定!
クラブの法人設立の日である9月10日(日)に、ホーム鳴門で開催される「いわき戦」のキックオフ(19:00)に先立ち、いち早く観戦にかけつけたサポーターの前で発表されることになった。
また、当日はテレビ東京系列サッカー番組「FOOT×BRAIN」の出張版や徳島ヴォルティス特別応援大使 上野優華さんのミニライブを開催したり、ハーフタイムに花火を打ち上げたりなど、「VORTIS ANNIVERSARY」を盛大にお祝いする。
クラブの歴史に刻まれる日になるはずなので、みんなで見届けよう。
チケットは絶賛発売中!