2023/10/20 09:00
しょうすけ
【ここだけは押さえておきたい!徳島の定番観光スポット/鳴門市ドイツ館・鳴門市(徳島県北部)】日本で初めて第九が演奏された地で生まれた徳島とドイツの友情。
第一次世界大戦時に、日本の捕虜となった1,000人ものドイツ兵たちが収容されていた鳴門市大麻町の『板東俘虜収容所』。この収容所ではドイツ兵たちの人権が尊重され、地域住民から“ドイツさん”と呼ばれて交流も頻繁に行われていたのだそう。その中でも音楽活動は盛んで、ドイツ兵たちによってベートーヴェンの「交響曲第九」がアジア圏で初めて演奏披露された地としても知られている。そのほかにもパン作り、畜産、橋の建築技術、スポーツ指導など多くのものを徳島にもたらした。
資料と模型で見るドイツ兵の生活
当時のドイツ兵たちの生活を多くの資料によって垣間見ることがでできる。収容所のミニチュア模型の窓を覗くとフィギュアで生活を再現していたり、立体映像で当時を振り返ることができる。
中でもベートーヴェンの第九が初演されることなったいきさつを映像とロボットが語る第九シアターは必見だ。
入館料/大人400円、小中学生100円(小学生未満は無料)
※鳴門市賀川豊彦記念館、渦の道(大人のみ)との共通観覧券もあり
また『ドイツ館』周辺には、実際の『板東俘虜収容所』跡地である『ドイツ村公園』、『大麻比古神社』の敷地内にドイツ兵が建造したとされるドイツ橋とめがね橋という2つの石造りの橋などゆかりの場所やスポットも点在している。
ミュージアムショップではドイツのお菓子も!
1階のミュージアムショップには、ドイツワインやドイツのお菓子なども販売されている。中にはドイツ館でしか手に入らないオリジナル商品もあるので、お土産選びにぜひ!
鳴門市ドイツ館
- 住所/ 鳴門市大麻町桧字東山田 55-2
- 電話/088-689-0099
- 営業時間/9:30~17:00(入館は~16:30)
- 定休日/第4月曜(祝日の場合は開館、翌日休)、12月28日~31日
- 駐車場/100台