2023/09/13 18:00
まっつん
【徳島ガンバロウズ】ザック生馬GM(ゼネラルマネージャー)インタビュー
いよいよ、あと1カ月でバスケットボールのプロリーグの2023-24シーズンが開幕!
その3部カテゴリにあたる「B3リーグ」に、今年から徳島初のプロバスケットボールチーム『徳島ガンバロウズ』が参戦する。
そこであわわでは、その機運を盛り上げるべく「ガンバロウズ」の記事を集中連載。
今回はゼネラルマネジャーを務めるザック生馬氏に、チームのことや観戦の魅力について話を聞いた。
PROFILE/ザック生馬
東京都生まれで、北米に25年間在住。英語が堪能。ペンシルベニア大学を卒業し、スポーツTVの制作やNFLの現地リポーターなどを務める。日本ではプロ野球のヒーローインタビュアーや実況を担当。2019年から2023年春までNBAの『ワシントンウィザーズ』の公式特派員としてチームを追い続け、日本人向けのコンテンツを発信。2023年6月より『徳島ガンバロウズ』のGMに就任。過去に俳優としても活躍していた時期もある。GMとしてチームづくりに携わったほか、これまでのキャリアを活かしてMCや通訳としてもマルチに活躍する。
インタビュー
Q.徳島からGMの話をもらったときに、率直にどう思われましたか?
これまでメディア関係者として長年スポーツに携わってきましたが、自分がGMに就任する時がくるとは想像もしていませんでした。先日まで約4年間にわたって『ワシントンウィザーズ』の公式特派員をしており、バスケという世界が遠いものとは思っていませんでしたが驚いています。特派員の活動を通して内部のことをよく知るようになって、チームメディアとして責任をもって情報を集めて分析・編集・発信する。もちろん日本語に落とし込むわけですから言葉選びも重要で、そのためにチームのありとあらゆることを把握する必要がありました。ニュアンスでしゃべっていることも多いですからね(笑)。4年間でバスケに対する理解力や選手を評価できる力が身に付き、その部分を評価してもらたんだと思います。
Q.選手を評価できる力とは?
自分がバスケ経験者ではないのですが、映像を見てこの選手は何が上手いのか?逆に何が弱点なのか?そういったリサーチ力です。それがチームづくりに活かせると思いました。
Q.では、どのような選手を『徳島ガンバロウズ』に集めたのですか?
所属クラブの事情で能力があるのに出場機会を獲得できていなかった選手や、海外の2部リーグで腕を磨いていた外国人選手など、若くてハングリーな選手を揃えました。私たちには専用のアリーナや練習施設がありません。Bリーグのトップクラスのクラブと比較すると決して恵まれた環境とは言えませんが、そのバックグランドに対して「やってやろう!」とむしろ力を出せる集団です。また、最短でのB2昇格を目指すうえで、強固な結束力が必要でした。選手を数字だけで評価するのではなく、人格者であることにこだわり、よく走り献身的にプレーする応援しがいのあるチームになったと思います。
Q.そのほかのご自身の役割は?
コミュニケーション力が求められていると思います。外国籍のヘッドコーチや選手たちとコミュニケーションをとるうえで戦術面はもちろん、生活面でもケアを欠かさず、いつでも最大限のパフォーマンスを発揮してもらえるようにアプローチします。
次回は四国出身の二人の選手にインタビュー
『徳島ガンバロウズ』集中連載第3回は、選手の視点をピックアップ。
香川出身の若狭選手と徳島出身の速井選手へのインタビューお届けする!