2023/09/30 15:30
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】新体制初の試練! 連敗中のなか苦手とする敵地で『モンテディオ山形』と対戦
第36節大宮戦、第38節熊本戦の直近のホーム2試合をそれぞれ1点差で落としてしまった『徳島ヴォルティス』。
残された試合数は5試合。
現在順位は16位だが、J3降格の可能性はまだ残されている
そんななかチームは、これまでの対戦で苦手としているアウェイ山形へとのりこむ。
前回の山形との対戦
徳島が前回山形と対戦したのは、リーグの折り返し地点にあたる第21節。
試合はホイッスル直後から激しく動き、仙台の選手が開始1分でイエローカードを献上。
その数分後には逆に仙台がハイプレスで立て続けにボールを奪い、シュートまで持ち込む。
先制点が欲しい徳島は9分に今シーズン初スタメンのMF白井がミドルシュートを放つも、これは仙台GKの正面。
21分にはDF外山が胸トラップから右足を振りぬくも枠外へ。チャンスは作り続けるも1点が遠い…。
前半はスコアレスで折り返し、動いたのは後半からだった。
セットプレーからの左コーナーキックから先制点を許す。
なんとか同点に追いつきたい徳島はSB外山と交代でFW坪井を、左WG西谷を左SBへ配置転換する奇策に出る。
システム上は4-1-2-3だが、右SBの浜下も本来アタッカーの選手だけに、これでCBとアンカー以外はすべて攻撃的な選手に。
一気に攻勢に転じるとたまらず、仙台のDF仙台のキム・テヒョンがドグソ(決定的な得点機会の阻止)により一発退場。
数的優位となりさらに仙台に陣内に攻め込む。試合終了間際、途中交代で入ったMF杉森が右サイドを突破し逆サイドへ。
受け手となった西谷はクロスをあげると思いきやマイナスの位置で待ち構えていたFW坪井へつなぐ。
この期待に坪井が応えゴール右隅へ同点ゴールをたたき込む。
坪井はその数分後にも惜しいヘディングもあったがこれは決まらず、1-1のドロー決着となった。
通算対戦成績は7勝10分16敗、特にアウェイは鬼門
徳島が今節対戦する山形は現在16勝4分16敗、J1昇格プレーオフ進出の可能性を十分に残している。
前回の対戦でもゴールを決められたMFチアゴ・アウベスが夏場のケガから復帰し第35節の岡山戦でゴールを記録。
リーグ得点ランキング5位の12ゴールまで積み立ててきた。
また、大怪我から不死鳥のごとく舞い戻ったFW藤本の活躍も好調の要因。
昨シーズン中盤で左ひざ前十字靭帯損傷及び内側半月板損傷したが、手術とリハビリの成果により第6節から定位置を確保し、1試合4発の離れ業も!
今季はストライカーの役割だけでなく、両サイドのアタッカーを活かす動きをチームから求められていて、多くのラストパスを供給している。
対する徳島だが、山形は苦手にしており、特にアウェイでは勝てていない。
それでも過密日程に配慮して熊本戦ではメンバー外だった石尾、児玉、永木ら主力メンバーが今節では復帰するとみられるほか、MF杉森の復帰も嬉しい話題だ。
現状のメンバーにおいて数少ない個人で状況を打開できるタイプのテクニシャンで、昨年は7ゴールを記録。
ここ2試合相手の固い守りに苦戦を強いられたので、その魔法のような右足に期待してしまう。
注目の一戦は明日の14時キックオフ!