2023/10/06 15:25
さあや
【2023年5月オープン/ナルトロースターbyHirundoCoffee(鳴門市撫養町)】豆本来の個性を生かした自家焙煎のコーヒーを届ける!
鳴門市のヴォルティスロード(JR鳴門駅前からポカリスエットスタジアムまでの道)に新しくコーヒーロースターのオープン情報が!
取材に伺うと店舗前にクールな車からサーフボードを降ろす店主・遠藤さんの姿があった。取材を受けてくれた日は定休日だったためこの後は海に向かうそう。太陽のように明るく爽やかな遠藤さんがコーヒーへの愛を語ってくれた。
コーヒーの道へのきっかけはバリ島での出会い!
『ナルトロースターbyHirundoCoffee』をオープンしたのは今年の5月のことだが、2021年より『Hirundo Coffee and Roaster』というオンラインショップでコーヒー豆などを販売していた。きっかけはサーフィンでよく訪れるインドネシア・バリ島の友人が販売していた[コピ・ルアク]だったという。
[コピ・ルアク]とはジャコウネコが食べたコーヒー豆の排泄物を洗浄・乾燥させて作られた高級コーヒー豆。これを日本の焙煎技術でよりよくできないかと考え、生豆を日本に持ち帰り、知人の焙煎士に頼み込んだそう。現在は輸送料や物価の高騰によりその豆の取り扱いはないものの、コスタリカやタンザニアなど豆本来の個性を生かした自家焙煎のコーヒー豆を販売している。
そんな中、東京から徳島にUターンするタイミングで鳴門に店を構えたという流れだ。高校卒業後、徳島を離れた遠藤さんは、県外の人は「徳島といえば鳴門」というイメージが強いということに気づき、そんな鳴門をもっと広められたらという想いで鳴門市にこだわったそう。
現在は地元の人がコーヒーを求めて立ち寄っている。「お客さんとのお話が楽しく、時間が立つのが一瞬です!」。
中浅煎りから中深煎りにこだわったコーヒーを提供
メニューは自家焙煎した約8種類の中浅煎りから中深煎り[ハンドドリップコーヒー](400円)と[アイスコーヒー]、[アイスカフェラテ](各450円)。そのほかに和三盆・オーツミルクのスペシャル[コーヒーゼリー](500円)やドーナツなどの日替わりスイーツも。
中浅煎りから中深煎りにこだわるのはコーヒーらしい香ばしさを大切にするため。苦すぎず、薄すぎないコーヒーの持ち味を生かせるように焙煎、抽出している。長年、自分でコーヒーを淹れてきた経験が現在のスタイルを確立させているのだろう。
店内にはインドネシアのホーローの食器や知人が作るアクセサリーも並ぶ。
同店の隣『くるくるリユース』で販売する[RYUBOKUPEN]も。こちらは海岸へ流れ着く流木から作られるペンで、売り上げは遠藤さんも参加する海岸清掃「うずしおクリーンアップ」の活動費など、海を大切にする活動にいかされている。
また、海や自然を感じさせる店内はすべて自分でDIY。まだまだかっこよく改装していく予定だとか。
10月中には店頭でサーフィン用品の販売も決まっており、松茂町の『ノースサイド』で取扱っている商品の一部が並ぶ。
環境に配慮された次世代サーフワックスの、オルタナティブサーフワックスや各種リーシュなどを販売予定で、海洋保全に繋げたいと考えているそう。
遠藤さんは今後のお店の動きや鳴門を良くするためのアイデアについて目を輝かせながら話す。これからの『ナルトロースター』にワクワクが止まらない。
ナルトロースターbyHirundoCoffee
- 住所/ 鳴門市撫養町南浜字東浜 35-2
- 電話/-
- 営業時間/11:00~18:00
- 定休日/月、火
- 駐車場/2台