カフェ・喫茶店スイーツ新店
2023/10/11 10:20
さあや
【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

『徳島アミコ』東館5階に『インクルーシブカフェ tabi no otomo』がオープン。
ここは誰もが自分らしく働ける多様性カフェ。そして誰もが輝ける場所。そんな場所ができた背景や想いを取材してきた。

「福祉はみんなのそばにあるもの」


【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

やさしい笑顔で迎え入れてくれたのは、20年ほど徳島の就労支援施設で働き、『就労継続支援B型 ゆいたび』の代表を務める榎本さん。今年の5月に『tabi no otomo』をオープンさせた。

約20年間、福祉の道で活動してきたのだが、障がい者の働く選択肢が限られているという現状や、当事者や従事者しか福祉を考えられていないという現実を目の当たりにしたという。

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

働く選択肢のある場所を作るため、誰もが福祉を「じぶんこと」として捉えられるようにするため、みんなが自分らしく生きるためのカフェをスタートさせた。

現在接客するのは、どこにいてもスマホやパソコンで簡単に遠隔操作ができるロボット[OriHime]を使う10代の男の子など。

「まさか、自分がいらっしゃいませと言うようになるとは」。ここで雇われる前は働く手段がなかったが、今では四国初の[OriHime]パイロットとして日々スキルアップしている。

ほかにも車椅子を利用する男性が同店で接客したり、就労支援施設の就労支援先として生徒を受け入れたりしている。

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

ここで提供するのはクレープをはじめとした徳島県産の食材をふんだんに使ったスイーツやドリンク。

クレープは生地や生クリームを店内で手作りしている。フルーツは農家から直接仕入れ、新鮮で安心できるものばかりだ。

この日は期間限定商品の[シャインマスカットクレープ](1,200円)をいただいた。ふんだんに乗せられたシャインマスカットに、中の生クリームとアイスが絡む贅沢な一品。現在、アミコ40周年を記念して900円の特別価格で提供している。この機会をお見逃しなく!

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

また、[九龍球](550円・食べる宝石とも呼ばれる香港発祥のスイーツ)はソーダ水とゼリーの相性抜群。彩り豊かで味覚も視覚も楽しめる一品もぜひ。

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

店内の壁一面にはトリックアートを施している。都会ではよく見られるトリックアートも徳島にはほとんどない。都会の当たり前を徳島にも。アートでほっこり、ここだったら大丈夫と安心してもらえるように、という想いを込めている。

ここ、みんなの居場所から徳島を盛り上げたい!


【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

無料で会場貸しもしており、ここを第一歩目として誰でもがチャレンジできるよう、ブースを設けられるようにしている。この日はネイルサロンが出店していた。みんなの夢を叶えられる場所でもあるのだ。

【2023年8月オープン/インクルーシブカフェ tabi no otomo(タビノオトモ・徳島市寺島本町)】誰もが輝ける場所、誰もが自分らしく働ける多様性カフェがオープン!

また、オープンを『徳島アミコ』にこだわったのも意味があった。

「徳島の中心地、駅前が廃れているのに危機感を感じて。皆、どこか他人事になっている気がするけれど、個人が立ち上がらないと」。徳島への強い思いも感じられた。

「福祉といえば座学というイメージが強いけれど、みんな当事者であり、みんなのそばにあるべきもの」という言葉が印象的で、お話してくれる榎本さんからは福祉の現状を伝えたいという力強い意志が伝わった。

また、制度の狭間でみんなが苦しみ、従事者が疲弊し当事者になってしまっている現状など、知らなかった事実をたくさん知ったほか、あたたかく迎え入れてくれ、自分は自分でいいと感じることができる居場所をここで見つけることができた。






インクルーシブカフェ tabi no otomo

  • 住所/ 徳島市寺島本町西 1-5(アミコビル東館5階)
  • 電話/088-679-6655
  • 営業時間/10:00〜19:00
  • 定休日/無
  • 駐車場/近隣有料駐車場
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