2023/10/16 15:30
さあや
【徳島グルメ連載・定食データバンク】 古民家でいただく佐那河内ならではの味わい
メインのおかずに、色とりどりの副菜、気持ちをホッとさせてくれる汁物、ごはんにデザート。
1食で心と身体を満たしてくれる魔法の食事「定食」!
食堂、定食店、カフェ、居酒屋など、さまざまなお店で提供されているが、意外と一人ひとりが知っているのは街の一握り。
「いつもと違う気分のとき」「出先でランチをとるとき」などは、お店探しで苦労したりすることもあるのでは?
そこで「あわわ」では、県民の皆さんから定食提供店の情報を集め、「あわわのアプリ」「あわわWEB」にビッグデータとして保管する連載がスタートしました!
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大人気!佐那河内づくしのランチ
今回紹介する定食提供店はペンネーム「U-MA」さんが推薦してくれた『お食事処ゆいね』だ。
国道438号線、徳島市内から神山へ抜ける道を走り続けると、府能トンネル(佐那河内村と神山町をつなぐ)手前にオレンジ色の看板が現れる。
その看板の案内に従い、車を走らせること5分。森の中をくぐり抜けたその先には自然あふれるゆったりとした時間が待っている。
ここは築120年の古民家を改修した一棟貸し切りの宿『千年乃宿 旧高木邸』をはじめとした古民家複合施設。現在は『お食事処 ゆいね』、お土産店の『府能商店』、バーベキューができる施設『焼き処 もんばん』が併設している。
代表の出口さんは、3年前、この場所に出会い、すぐに惚れ込んだ。
「ここは昔、村の人がよく集まったり、話したりするお家だったと聞き、ここをまた村の笑顔の拠点にしよう。人が集まる場所にしよう。そう誓いました」という。
現在はランチ、宿泊、リフレッシュ、看板犬ゆいちゃんを求めて、たくさんの人がこの場所を訪れている。
看板犬のゆいちゃん。人懐っこい女の子。
なかでもランチに訪れる人に大人気なのが佐那河内村の食材をふんだんに使った[千年ランチ](1,280円)。メイン料理は佐那河内小・中学校で愛される給食メニュー[佐那河内揚げ]。胸トロ肉の唐揚げに、すだちの効いた甘酢をからめた一品。米粉を入れて揚げているのでそとはカリっと中は柔らかく絶品だ。
小鉢は全て手作りのほか、ご飯は平日は店の前の棚田で収穫された[棚田米]と佐那河内村の一部の田んぼで作られる[古代米]のブレンド米を。土日祝は具だくさんの巻き寿司[千年巻]がいただける。
また、[佐那河内揚げ]はふるさと学習で訪れた地元の中学生の提案により提供が始まった。今ではここの看板メニューになっている。なんとも佐那河内づくしのランチである。
こちらは要予約で限定30食となっている。電話をしてから向かうと確実だ!
お肉が苦手な人にもうれしい[アジフライ]が盛られたランチも。
ゆったりとした時間が流れる古民家で至福のひとときを
懐かしさを感じられる落ち着いた空間で、自然豊かな景色を眺めながらいただくランチタイムは至福のひととき。
ランチとセットでいただける[かりんとう饅頭]と佐那河内村の特産物[さくらももいちご]を使ったスムージもぜひ。ほんのり甘くさっぱりとした味わいだ。
ペットと一緒に泊まれる宿、佐那河内村などのお土産がそろうショップに加え、今年の年末には前の棚田を使ったドッグランが、来年頭には2つの蔵を改装した宿が完成予定。
前の道路から見える景色。佐那河内村を一望できる。
いろいろな楽しみ方ができる『旧高木邸』。
徳島市内から40分ほど車を走らせるとそこには緑多きゆったりとした時間が流れている。ドライブがてら、ぜひここにほっと一息、癒やされに来てみては。
定食INFORMATION
定食メニュー
●千年ランチ(アジフライ)/1,280円
※限定30食(要予約)
※土日祝はごはんが千年巻きになり+200円定食
提供時間/営業時間内
お食事処ゆいね
- 住所/ 名東郡佐那河内村上府能 104
- 電話/090-2008-7303
- 営業時間/11:00~15:00
- 定休日/水
- 駐車場/10台