2023/10/28 13:00
あわわ編集部
【徳島ヴォルティス】シーズン終了まで残り3試合! 残留に向け勝利が必須 VS V・ファーレン長崎
長いシーズンもいよいよ残り3試合。
『徳島ヴォルティス』は現在9勝17分13敗でリーグ16位。
J2から降格の可能性のある21位との勝ち点差は5となっており、まだ安心ができない状況だ。
そんななか今節は、以前の対戦で今季最多失点を喫した『V・ファーレン長崎』とアウェイで対戦する。
前回の長崎戦の振り返り
前回の長崎との対戦は今年の4月。
長崎は強力なブラジル人助っ人をスタメンに並べ、個の突破力やテクニックで強力なカウンターをしかけ徳島のゴールに襲い掛かる。
対する徳島は、FW西谷とFW森のツートップで、その下にFW柿谷、2列目にはMF杉本とMF玄、アンカーMF白井、最後尾はDF外山、DFカカ、DF内田、DF浜下、GKにはスアレスを配置した。
ホイッスル直後こそミスで長崎に決定機を作られたものの、保持の時間は圧倒的に徳島で序盤の入りは徳島が優勢。
前半5分、前半21分と惜しいシュートが続く。
しかし、ここまでの不調の流れがあるのか、前半26分に相手GKのゴールキックから右サイドを軽快なパスであっという間にに駆け上がり、最後はMF笠柳が速く低い弾道のクロスをDFの裏のスペースに入れ、FWファンマが的確に押し込む。
この間、わずか20秒。
長崎はスイッチが攻撃に切り替わってからの流れが驚くほどはやい‼
一瞬たりとも気が抜けない試合であることを理解した。
前半36分にはMF玄のうまいかわしからFM森に決定機が訪れるが、相手DFの即座の反応でコースを絞られてしまい空砲に終わる。
試合はこのまま前半が終了し、1点ビハインドで折り返す。
まず同点に追いつきたい徳島であったが、後半の風はあいにく強い向かい風。
逆に長崎が追い風を味方につけて、攻撃を加速させる。
後半10分、長崎左からのコーナーキックのチャンス。
徳島はしっかりディフェンスを整えていたが、ショートコーナーによるわずかな変化に対応することができず、DF櫛引に追加点を奪われてしまう。
スコアは0-2。
不調の徳島にとっては痛すぎる。
徳島はボール保持こそ上回っているものの持たされている感じで、後半中盤以降は目立ったチャンスを作れない。
それどころか試合終了間際に、またしてもDF櫛引に頭で決められ0-3。
その2分後にも鮮やかなカウンターで4点目を奪われてしまいこれで万事休す。
2023年ワーストの4失点で、上位陣との違いを見せつけられてしまった。
ボールを保持したあとのアクション
徳島は夏場の監督交代で復調をみせていたものの、ここ5試合は1勝1分3敗と結果に恵まれていない。
特に前節のホーム磐田戦は、ボールを相手よりも保持して押し込む展開までもっていきながら好機をものにすることができなかった。
逆にアウェイチームにはカウンターを的確に決められスコアは0-3。ダメージの大きい試合となってしまった。
対する長崎も直近の試合の結果をみるとあまり芳しくないが、リーグ屈指の得点力はやはり脅威。
リーグ得点王のFWフアンマ デルガドを筆頭にシュートの決定力が非常に高く、カウンターで少ないチャンスも物にできる。徳島にとっては現状一番戦いにくい相手かもしれない。
後方からのビルドアップ、両サイドの推進力、中盤のクオリティ、J2で十分上位争いができたはずの徳島。
今季課題となった決定力を上積みして、まずこの1試合に勝利してもらいたい。
長崎戦はこのあと14:00キックオフ