【徳島グルメ連載・定食データバンク】家庭の味を大事にした 多彩な定食たち

メインのおかずに、色とりどりの副菜、気持ちをホッとさせてくれる汁物、ごはんにデザート。

1食で心と身体を満たしてくれる魔法の食事「定食」！

食堂、定食店、カフェ、居酒屋など、さまざまなお店で提供されているが、意外と一人ひとりが知っているのは街の一握り。

「いつもと違う気分のとき」「出先でランチをとるとき」などは、お店探しで苦労したりすることもあるのでは？

そこで「あわわ」では、県民の皆さんから定食提供店の情報を集め、「あわわのアプリ」「あわわWEB」にビッグデータとして保管する連載がスタートしました！

家庭の味を大事にした日替わりランチが一番人気

今回紹介する定食提供店はペンネーム「あーる」さんが推薦してくれた『カフェレストラン 亭望』。

創業は1977年。“徳島最古のファミリーレストラン”というキャッチフレーズからもわかるように老舗のカフェレストだ。

平日ダントツ人気の［日替わりランチ］（850円）は、和洋中、肉・魚・丼・麺類など実にバラエティ豊かなメニュー構成。翌日のメニューはほぼ前日に決定するそうで「今日はなんだろう？」と楽しみに通う常連も多い。

「常連の多くが高齢者なので、和食をメインに家庭料理を基本にしたメニューを提供するようにしています。野菜をはじめ、食材は徳島産を使うように心がけています」と、創業者の孫でお母さんと一緒にお店を切り盛りする高島直美さん。

写真は［ハンバーグ&エビフライ定食］（1,550円）。エビフライは約20cmはあろうかというビッグサイズ。

定食は、メインに日替わり一品2種、サラダ、お漬物、みそ汁付き。ご飯はおかわり1杯無料。

その中でも6種類のバリエーションがあるハンバーグは、肉の旨みを感じながら、ふんわりと口の中で溶けていくような柔らかな口あたりが特徴。

どのメニューも仕込みにこだわり、ソースはもちろんハンバーグのタネ作り、海老の殻剥きからパン粉づけまで、さらには［おろしハンバーグ］のポン酢まで手作りする。勤続年数の長いスタッフの中には80代のおばあちゃんもいて、まさにオフクロの味が味わえると独身サラリーマンや外回りの営業マンからも支持されている。

昭和の懐かしさも楽しみの一つ！

110席もある店内は、昭和世代が思わず懐かしく感じる雰囲気が残っている。

入ってすぐはファミリーレストラン的なテーブル席なのだが、奥に進むと刺繍入りのクラシックな椅子が並ぶスペースがある。この椅子は当時から使われている年代物。ここに座ると、昭和にタイムスリップした感覚で過ごすことができるよ。

定食INFORMATION