【徳島ヴォルティス】2023シーズンホーム最終戦！ 石井選手は引退を発表

前節の長崎戦に勝利し、21位の大宮が敗れたため、『徳島ヴォルティス』のJ2残留が決定。

一時は降格圏まで低迷してしまったが、9～10月と状態を立て直し、最低限のノルマは達成することができた。

長かったシーズンも残すところあと2試合。

明日の藤枝戦が今季のホーム最終戦となる。

前回の藤枝戦の振り返り

前回の対戦では、ホームの声援を味方につけた藤枝が積極的にボールを保持し、両サイドから攻撃を展開。何度も決定機を作り、徳島がギリギリのところで阻止する構図が続く。

すると前半39分。左サイドでいい突破や抜け出しをみせていたMF榎本が逆サイドからのボールを受け、時間をかけずにペナルティーエリア外からシュートを選択。GKスアレスが飛びついたがボールはゴール右隅へ決まる。

徳島は直前のプレーでしっかりとボールホルダーを予測してチェックできていたが、まさかのスルーに反応が遅れシュートコースを作ってしまった。

榎本はこれがJ2初ゴール。相手に対応される前に放つ練習を居残りで行っていたようで、その成果に胸を張った。

勢いに乗るホームチームは後半13分に今度は右サイドを使って崩す。MF岩渕が高い位置をとっていたWBの久保を使って前進し、折り返しのクロスを丁寧におさめてゴール。

リプレイをよくみると藤枝のDFの選手が久保を追い抜くような動きをみせており、一瞬外に意識が持っていかれたところ中央をうまくつかわれた。

頭脳的なプレーに苦しめられる。

追いつきたい徳島は、児玉や渡といった攻撃的なカードを切って状況の打開を図るが、次の1点も藤枝だった。

度重なる猛攻に足が重くなってきたところにカウンターをくらいこれで万事休す。

0-3と久々の完敗に選手もサポーターも肩を落とした。

キャプテンDF石井選手の引退試合！

©TOKUSHIMA VORTIS

今季からJ2に参入し、現在リーグ12位の『藤枝MYFC』。

クラブ史上初の挑戦を最前線で指揮する須藤監督の契約更新が数日前に発表されたほか、先週行われた水戸戦ではFW中川が中盤から圧巻のゴラッソを叩き込んで勝利するなど、チームの士気は高い。

対する徳島は、2015年より在籍し長年ディフェンスラインを支えてきたチャンさんことDF石井が引退を発表。

2023年11月現在、J1通算86試合3得点、J2通算284試合11得点をマーク。

優しい性格で、チームメイトやサポーターからも愛された。

なお試合終了後には、サポーターの前で引退の挨拶が行われる予定になっている。

キャプテンの引退試合を勝利で飾ることができるのか？

ホーム最終戦は明日14時キックオフ！