【2023年7月スタート／ふらっとKOKUFU（徳島市国府町）】子どもたちの居場所をつくる『子ども食堂ふらっと』

「みんなが気軽にふらっと立ち寄り、分け隔てなく交流できる所を作りたい」という想いのもと、2021年に障がい、福祉の新たな拠点として事業を開始した『ふらっとKOKUFU』。子どもから大人までの切れ目のない支援を行っている。

そんな『ふらっとKOKUFU』が、総合的な地域生活支援の拠点となっている同館の『ふらっとCafé』を開放し、子どもの居場所づくりを実施。10月25日に開催された 『子ども食堂ふらっと』を取材した。

誰でも集える居場所が国府に

今年7月からスタートさせた子ども食堂は今回で4回目。

子どもがたくさんいる国府町は、学童保育の入所が順番待ちの状況。放課後の子どもたちの居場所を作るべく、『ふらっとCafé』を開放することに。

子どもたちが自由に出入りできる場としてはもちろん、保護者同士がコミュニケーションを取れる場としても喜ばれている。子どもだけで、家族で、お母さん同士で。思い思いに楽しい時間を過ごす。

この日は、16時から17時まではみんなで勉強、17時から19時までは食事タイム。
県内で主に移動販売を行う『ジャンキーファンキー』の焼きそばが配布された。

調理場で自分やお父さん、お母さんが食べる焼きそばの盛り付けができ、普段なかなかできない体験に子どもたちは目を輝かせていた。

食品や日用品を無料で配布するフードパントリーや、ボランティアで手伝うお母さんたちによるベビーカステラも。

子どもの居場所にとどまらず、子どもたちの見守りの場、多世代交流の場としての役割を持つ『子ども食堂ふらっと』。

地域共生の拠点として、今後も子どもたちのあたたかい場所をつくり続ける。