2023/11/30 11:30
あわわ編集部
「MoveOn!2023」徳島の仕事紹介_建設・機械・車編 徳島県でリアルで働く人にインタビュー
『MoveOn!』は、高校1年生に向けて、徳島県でリアルに働く人にインタビューし仕事を紹介するキャリアガイドブックです。今回は、43種類の職種を紹介。自分が好きなこと、得意なことが見つかるかもしれません。ぜひ一度読んでみてくださいね。まずは、建設・機械・車編です。
地質調査技術者/株式会社エス・ビー・シー
土木作業員/大久保産業株式会社
測量士/株式会社 松本コンサルタント
クレーンオペレーター/宮﨑基礎建設株式会社
施工管理技士/株式会社 国際
施工技士アシスタント/株式会社 国際
重機オペレーター/有限会社 青藍
電気工事作業スタッフ/株式会社 大日
光ファイバーケーブル敷設作業スタッフ/株式会社 大日
金属溶接加工スタッフ/千歳産業株式会社
機械設計エンジニア/株式会社NDK
機械オペレーター/株式会社寺内製作所
電気設計技術士/株式会社寺内製作所
システムエンジニア/徳真電機工業株式会社
住宅資材アドバイザー/株式会社三友
浄化槽管理士/有限会社光エンテックス
自動車整備士(テクニカルスタッフ)/株式会社日産サティオ徳島
01
建設コンサルタント/株式会社エス・ビー・シー
街づくりの工事計画・調査・提案をする技術者
道路、河川、橋梁などのインフラを整備して、住みやすい街にするため、調査計画や設計などに関する技術的な提案をするのが仕事です。案件を受注すると、まず設計の基礎となる地質調査や測量を行います。山や川など険しい現場にも立ち入り、周辺の状況を調べます。
調査の結果から、安全性や経済性などを考慮した最適なプランを発注者に提案。プランが通れば図面などの必要な書類を成果としてまとめ、提出することで私たちの業務は完了します。建設コンサルタントの仕事は、新たな道や橋など大きな工事のはじめの第一歩になる大切な業務なのです。
02
地質調査技術者/株式会社エス・ビー・シー
大規模工事を支える土と地形のスペシャリスト
建設予定地の地面に深く穴を掘って採取したサンプルを用いて、地面の強度や耐震リスクなどを調べています。地盤調査では、普段は見えない地中の状態を知ることができます。例えば、構造物の基礎となり得る硬い地層はどれくらいの深さにあるのか、地震のときに液状化のリスクがないか、地すべりが起こりやすい深さはどこなのか…。それらのデータを安全・安心で災害に強い基盤整備をするために、土の性質や構造を詳しく分析し報告書にまとめます。調査の結果をもとに、工事の設計が行われるので責任重大ですが、とてもやりがいのある仕事です。
03
土木作業員/大久保産業株式会社
交通環境を安全に保つため標識・信号の設置や検査に励みます
私たちがいつも利用している道路にはガードレール、標識・看板に信号や街灯といったさまざまな安全対策が施されています。こうした対策用のアイテムを新設したり、古くなったものを交換したりするのが主な業務です。最短で1日、長くても1週間程度で終わる工事がほとんどで、仕事場所は徳島県内全域。設置・交換前には事前調査を行い、施工後は予定通りに設置できているかを確認します。人も車も安全に往来できる道路になるよう仕事にあたっています。工事をした場所を私自身も車で走行して、設備が十分に役目を果たしているのを見ると喜びを感じますね!
04
測量士/株式会社 松本コンサルタント
地形データを収集し、地域社会を支える縁の下の力持ち
国土交通省や県庁、市役所などの行政機関から依頼を受け、さまざまな土地の形状・面積を測量し、正確な図面を作成することが測量士の仕事です。私たちが作る図面は、個人の土地の保全・売買のほか、道路の改良工事や下水道の整備といった土木工事の計画・設計など、あらゆる目的のために活用されています。近年は異常気象による災害への危機感が高まっていて、地域の防災施設の整備や住民の避難計画の策定に測量で得たデータが役立てられるなど、防災支援の分野にも活躍の場が拡大。人々の命を守ることに繋がる重要な役割を担っています。
05
クレーンオペレーター/宮﨑基礎建設株式会社
クレーンを操縦してインフラ整備の最前線で活躍します
高速道路や河川の堤防といったインフラ整備、マンションや病院などの高層建築の現場で、クレーンを巧みに操って人力では運ぶことのできない多くの資材を移動させる役割をクレーンオペレーターが担っています。吊り下げる資材の重量は数十キロから数十トンまで幅広い。使用するクレーンの中には本体やキャタピラ部を運搬トラックで搬送し、現場で組み立てて使用する巨大なものも! 現場では吊り下げ作業のスタッフとの連携を大事に、風の強さや重量によって起こる“荷ブレ”にも注意し、常に広い視野で安全・安心な作業を心がけてクレーン操作に臨んでいます。
06
施工管理技士/株式会社 国際
広い視野で安全かつスムーズに建設現場で指揮をとる
施工管理技士は、建設現場におけるチームの司令塔。施工計画を練って、図面を作成し、コンクリート・鉄筋・配管・塗装などあらゆる専門業者を統括します。足場を組み立てたり、建設機械を操縦したりはせず、現場監督として工事を総合的にマネジメント。予算内で工事を行うための原価計算から、発注者との交渉、現場で働く人の安全管理まで幅広く対応しています。時には、天候に左右され、工事が計画通りに進まないこともありますが、納期を守るため、複数の人をまとめるリーダーシップに加え、イレギュラーな事態への対応力も求められます。
07
施工技士アシスタント/株式会社 国際
現場監督の右腕となり工事を進め、施工管理技士を目指します
施工技士アシスタントは、施工管理技士である現場監督の最も身近な存在。現場監督の考えや指示を理解し、現場へ共有することで、よりスムーズに工事が進むようサポートします。図面の作成、測量や記録写真撮影など、工事に関するあらゆる業務を現場監督と二人三脚で行い、完成へと導きます。また、ひとつの現場にとどまらず、道路、橋桁、岸壁などさまざまな現場の補助にまわることもあり、豊富な経験を積むことが可能。技能と経験を磨きながら現場をつくり上げ、未来の施工管理技士として輝くことができる仕事です。
08
重機オペレーター/有限会社 青藍
現場ごとに重機を使い分け、解体や運搬を担います
建物の解体現場、産業廃棄物の破砕や運搬などで誰もが目にしたことのあるショベルカーやタイヤローラーといった重機。作業を効率的に進めるために欠かせない重機全般を操作するのが重機オペレーターの仕事です。構造や現場ごとに解体方法は違うので、適した重機を安全かつ正確に操作する技術が必要です。また作業には安全確保はもちろん、砂ぼこりの飛散防止や騒音などへの配慮も必要です。大型重機の中にはコンクリートの塊を一撃で粉砕するほどのパワーがあり、手足のように自在に重機を操作できるようになると機械と自分が一心同体で働いているような感覚で楽しいですよ。
09
電気工事作業スタッフ/株式会社 大日
電気設備のエキスパートとして暮らしを支えます
私たちの暮らしは、電気がないと成り立ちません。当たり前のようにスイッチひとつで照明がつき、家が明るくなるのも電気が通っているからです。電気工事作業スタッフは電気を通じて地域に貢献するため、送配電設備工事や一般の建築設備工事、工場の構内電気設備工事などいろいろなところで活躍しています。発注元も官公庁から送配電会社、そして一般家庭までと多岐にわたります。最近、私が担当した仕事はトンネル内照明を蛍光灯からLED照明へ交換する工事、県内の高校の照明工事の施工、また、工事の際に必要な材料の拾い出し、設計図面の作成などです。
10
光ファイバーケーブル敷設作業スタッフ/株式会社 大日
光回線を巡らせ、情報通信技術の利用を可能にします
私たちがインターネットやケーブルテレビ等で日常的に利用している通信インフラに不可欠な光ファイバーケーブルというガラスの管が入ったケーブルを敷設したり、接続を切り替えて新しい施設との通信を行えるようにしたりするのが私の仕事です。現代社会の要となる情報を扱う仕事なのでひとつのミスが通信品質を大きく損ねることになります。しかし、それと同時に今の時代に必須とされる需要の高い仕事であることから、やりがいや将来性を感じるものでもあります。ケーブルが設置されているのは地上10メートル以上の高所や地中など、みなさんが目にすることのない場所も多いんですよ。
11
金属溶接加工スタッフ/千歳産業株式会社
さまざまな溶接方法を駆使し、金属同士を溶かして接合
溶接とは、別々に作られた金属を用途に合わせて熱や圧をかけて接合することですが、“溶接”とひとことで片付けられないほど、さまざまな溶接方法が存在します。溶接機という道具を使い素材を溶かして接合する方法や、素材と一緒に溶接棒という合金を溶かして接合する方法など、数十種類もある溶接法の中から最適なものを見極める必要があります。さらに、気温や天候によって変わる金属の特性を把握するには、知識と経験の積み重ねが重要で、一朝一夕では身に付けることはできません。仕上がり寸法や美しさ、強度は技術者の腕に大きく左右されます。
12
機械設計エンジニア/株式会社NDK
機械が動くメカニズムを設計し、アイデアを形にします
機械が動くメカニズムや、動く仕組みを設計するのが機械設計エンジニアの仕事です。『NDK』で作っている省力化機械はさまざまな部品で構成されていて、材質やサイズなどを検討しながら製品のコンセプトに合うよう構想し、設計・作図ソフト[CAD]などを用いて設計図を作成します。設計通りに製造できるかどうか何度もシミュレーションを重ね、吟味します。自分が設計した機械が実際に工場で稼働しているのを見ると、本当に嬉しいですね。世界に誇る日本のものづくりの先端を担う機械設計エンジニアは、まさに“製造業の花形”かもしれません。
13
機械オペレーター/株式会社寺内製作所
工作機械を使いこなし、高精度の製品をつくりあげます
マシニングセンタという工作機械を用い、主に金属の丸棒や角材を削り出して製品の形状をつくります。社内の生産技術担当からプログラムや使用する工具の指示を受け、加工条件を変更したり、ズレを調整するために補正を入力したりして、図面通りの形状に仕上げていきます。大型の機械であるうえに刃物を取り扱うので、故障や事故につながらないよう、日々の点検や清掃を徹底。また、現場の予定を組み、機械を動かすのは人間なので、綿密にコミュニケーションを取ることで、作業効率をあげながら、大きなミスが起こらないように心がけています。
14
電気設計技術士/株式会社寺内製作所
緻密な作業で、機械を動かすための電気回路を設計します
社内で使用する加工機や設備の電気設計、配線の組付け作業が主な業務です。機械設計士が構造を考えた機械に、動力となる電気を通わせるため、必要な電気図面を製作していきます。電気回路は、組み合わせることで、機械にあらゆる動きをさせることが可能です。しかし、1つでも間違えると、重大な事故につながりかねないので、安全性を確実にし、プログラム通りの動きをするように試運転を繰り返していきます。機械設計者の意図を十分に理解し、機械の動きに反映する必要があるので、コミュニケーションを取ることも大切です。
15
システムエンジニア/徳真電機工業株式会社
新しい自動制御装置の設計や開発をする技術者
お客様からの要望があった機械の動きをイメージして考え、プログラムを作成し、オーダー通りに動作するよう設計や開発をするのがシステムエンジニアの仕事です。例えば、工場内で部品の検査をする機械のオーダーがあった場合、どのような動きが必要なのかをヒアリングしながら仕様を決定し、電気の図面や設備を動かすソフトの作成をしていきます。お客様もはっきりとイメージできていないところからスタートして、プログラミング視点で動きを提案し、設備が形となってお客様の役に立つ機械ができあがった時は、とてもやりがいを感じます。
16
住宅資材アドバイザー/株式会社三友
あらゆる商品の中から最適なものを見つけて提案します
住宅資材アドバイザーは、住宅資材の知識を生かして、家を建てる人から要望を受けた住宅会社や工務店を相手に、商品の説明やアドバイスを行う専門職です。壁や床などの内装材や快適な生活を支えるシステムキッチン、バスなどの性能や特長を理解し、提案する姿勢が求められます。建築資材は日々進化していて、新素材を用いた新商品が次々と開発されています。常にアンテナを張って商品知識を蓄えておく必要があり、毎日が勉強の連続です。一生に一度あるかないかのマイホーム取得のお手伝いができる、とてもやりがいのある仕事です。
17
浄化槽管理士/有限会社光エンテックス
浄化槽を通じて、徳島の水環境の保全に貢献します
店舗や工場、一般家庭など水を使う施設に設置が義務づけられている浄化槽。入浴や洗濯に使われた水はここできれいにしてから排出されるので、浄化槽がうまく機能していなければ汚れた水がそのまま川に流され、それは徳島の水環境を破壊することに直結します。私たち浄化槽管理士の仕事は、浄化槽が設置された場所を1軒ずつ回り、法で定められた規則や基準で浄化槽が機能しているかをチェックすることです。水質を確認するのはもちろん、必要に応じて付属機器の調整や修理も行って、きれいな水環境を保っていくのに役立っています。
18
自動車整備士(テクニカルスタッフ)/株式会社日産サティオ徳島
安全・安心なカーライフを送れるようサポートします
お客様が普段乗っている車を預かり、故障している部分を修理したりメンテナンスを行ったりしています。大事な車を傷つけないように気をつけながら整備し、洗車と車内の隅々まで掃除してお客様に返します。「丁寧に見て、きれいにしてくれてありがとう」という言葉がやる気につながります。車の不具合は乗る人にとって不安のタネ。定期点検や車検では“愛車のかかりつけ医”として、故障につながるような消耗が激しい部品がないか入念にチェックします。エアコンの不具合からエンジントラブルまで、どんな悩みでも解決します。