【フリーマガジンとくしま病院ガイド2021秋】在宅医療・介護編

『かかりつけ医』とは、自分や家族の健康管理をしてくれる身近なお医者さん。ちょっとした病気にかかったときや、人間ドック・健診等で異常があったとき、体の不調や症状が気になるときなど、『かかりつけ医』を決めておくと安心ですよね。万が一に「そなえて」、一番に相談できる自分だけの存在をつくっておきましょう。

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スタッフ一丸となって、訪問診療・看護に取り組む。

▲在宅医療には欠かせない訪問車。

▲転倒に備えて、床にはショックを和らげるコルク材を使用。

馬木 良文院長

▲専門の知識、技術を持ったスタッフがリハビリをサポートしてくれる

一日かけてリハビリを行うデイケア、午前中だけの短時間リハビリ、訪問サービスなど、利用者の要望に応じたリハビリを行っている。「集団でのリハビリでは、その人に最適なサービスが提供できない」との考えから、専門知識・技術を持つ理学療法士などによる一人ひとりに合わせた個別リハビリで早期回復を目指す。リハビリ室には「刺さない鍼灸治療」と呼ばれるＳＳＰ治療器（低周波治療）や屋内でランニングができる［トレッドミル］、使っていない筋肉を活性化させるパワーリハビリテーションなどの器具が充実。効果的にリハビリを進められる設備が整っている。さらに、五大疾病対策にも取り組んでおり、病後の回復はもちろん予防のためのリハビリにも利用できる。

▲リハビリ計画を作成する常駐のケアマネージャーとそれをサポートする事務スタッフ。

▲近接の『デイサービスセンターあゆみ』では、入浴や食事などスタッフの心のこもった手厚いサービスが受けられる。さらにお誕生日会や季節ごとの楽しいイベントを実施。理学療法士・作業療法士による個別リハビリも行っている。（徳島市中常三島町3-26／tel.088-612-0333）

橋本病院　橋本 拓也 院長

▲今春、北常三島町に拡大移転した訪問看護ステーション。

主治医の指示のもと、看護師・リハビリスタッフが利用者の自宅を訪問して、血圧測定や検温などの体調チェック、利用者とその家族に体調の変化や、悩み・相談がないかを聞き取り、必要な医療処置やリハビリを提供する。さらに、看護やリハビリだけではなく介護や福祉用具が必要と判断した場合は、ケアマネージャーと連携してプランを提案。専門の知識を持った理学療法士、作業療法士がケアやリハビリを行い、トータルでサポートしてくれる。総合的な支援はデイサービスも展開する『For You グループ』の強みのひとつで、利用者の住み慣れた環境での安心した生活と、家族が不安なく看護やリハビリに向き合うための心の拠り所的存在となっている。

▲訪問看護ステーションには、訪問看護師をはじめ、各分野の専門知識を持ったスタッフが在籍。

▲スタッフを対象とした各種勉強会を定期的に開催。利用者一人ひとりに合わせたサービスが提供できるよう、リハビリや看護、介護の知識を常に最新の状態に高めている。

管理者・看護師　 岡田 忍さん

▲経験豊かなスタッフが対応。在宅ケアを通じて地域社会への貢献を目指している。

病状・年齢問わず受け入れ、ターミナルケアや緩和ケアに力を注ぐ同所。老衰や疾患による終末期を住み慣れた環境で穏やかに過ごせるよう、利用者のかかりつけ医と有機的な連携を図りながら、さまざまな在宅ケアサービスを提案・対応している。〝24時間365日、利用者とその家族の心に寄り添うこと〞をモットーに、生活習慣や要望を尊重。身体症状のケアと心のケアを同時に行い、必要な医療や介護を取り入れて在宅療養生活を支える。

所長 入江 賀誉子さん

▲相手の価値観を尊重し、理解しようとする姿勢を大切にしているスタッフ。

20年以上にわたって精神科看護に従事し、医療機関や教育機関などさまざまな場所で経験を積んだ看護師・精神保健福祉士が在籍。うつ病や感情障害など〝心のケア〞を必要としている人の自宅や入所施設を訪問し、精神的な面だけでなく、心の症状からくる身体的な不調についてもサポートを行っている。利用者は児童・生徒から高齢者までと年齢層が幅広く、精神科に特化した病院や保健師などとの強い連携体制により多様な精神疾患に対応する。

所長 岡本 訓代さん

『林内科』と連携し安心のケアを提供。

〝毎日がイベント〟をテーマに、利用者に「来て良かった」と満足してもらうことを目標としている。ゆったりしたフロアで三密を防いだ活動が可能。また、個々の利用者のニーズに合わせて、短時間利用や夕食も含めた長時間利用と個別サービスも充実している。

▲ノルウェー発祥のレッドコードは、筋力の安定化や柔軟性の改善が見込める注目の機器。

利用者の夢を第一に考えており、理学療法士・作業療法士によるリハビリプランで「旅行に行きたい」「阿波おどりを踊りたい」といった具体的な夢の実現へと導いてくれる。短時間から利用でき、小さな目標を達成しながらより効率的なリハビリや予防リハビリへと徐々にステップアップ。何歳からでも夢を叶えられるようにサポートしてくれる。『眉山病院』との連携による“安心と安全の実現”を目指していて、訪問リハビリにも対応可能だ。

▲夢の実現に向けて一緒に頑張りましょう。

▲「無料体験を受け付けているので平日の9:00〜17:00にお問い合わせください」。

主任 新居陽介さん

▲家庭的な雰囲気を大切にしている同所。 「昼食・入浴を含めたお試し体験（無料）を受付中。お気軽にお問い合わせください」。

フレイルや認知症を予防し、個人に合わせた介護サービスを提供。併設クリニックの認知症サポート医と連携し、理学・作業療法士による短時間の「脳トレーニング」や機能訓練も実施している。また、訪問リハビリなど柔軟な対応で利用者と家族の生活をサポートしている。

▲数々の福祉用具を見て、触れて、確かめられる環境設備。

多種多様な福祉用具を取り扱い、専門資格取得のスタッフが選定などを丁寧にアドバイスしてくれる。また、在宅介護を中心としたサービスを行っているほか、介護や障がい支援に関する相談も対応。生活リハビリに重点を置く民家型通所介護『みんなの家』も運営している。

えがお

医療法人慈成会と連携し、安全で心地よい生活、スムーズな医療・介護体制を実現。デイサービス利用者とサービス付き高齢者住宅の入居者が一緒に参加できるイベントを定期的に開催し、利用者同士の交流も盛んに行う。そのほか、理学療法士が指導し、さまざまなサービスを提供。身体機能の維持や向上を目的としたリハビリ体操や音楽を使ったリズムリハビリ、ネイルケアを行うなど、工夫を凝らし、利用者の豊かな日々を支援している。

▲エアロバイクをはじめ、運動機器が充実。

▲柔らかな日差しが入り込む室内に心もリラックス。

施設長 喜多正範さん

▲「希望と未来に向かって咲き続けてほしい」と、ジラソーレ（イタリア語でひまわり）と名づけられた。

クリニック、通所リハビリテーションセンター、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所が併設。季節を感じられる庭と明るく清潔感ある施設で、「親しまれ信頼され笑い声のたえないホームにしたい」との思いから、カラオケルームなども設置されている。利用者からの多様なニーズに対応できるよう医療と介護の連携体制が整っており、個々を重視したサポート体制が心強く、安心できるだけでなく、自由で快適に暮らせる空間を提供している。

▲ジェット付きの広々とした浴場は入居者に大人気!

副施設長 青木勇至さん

▲『あおぞら内科』と連携しているため、医療面でのケアも安心。

ケアを通してコミュニケーションを図り、「誰もが楽しく生きられる場所」を目指して、難病や先天性疾患の子ども、重症心身障がい児（者）など長期支援が必要な患者を受け入れている。在籍するスタッフは看護師や介護士・保育士などの有資格者で、ほぼマンツーマンでの対応が可能。患者のニーズに合わせた生活上のサポートをしてくれる。在宅の心地良さと病院の機能性も併用しているため、本人のみならず家族も安心して利用可能だ。

▲身体の不自由な人でも入浴ができる機械浴も完備。

▲明るく開放感のある施設内観。

理事長・馬木良文さん 、施設長・吉野牧子さん