2024/03/15 08:30
しばやん
【徳島の話題】パワーみなぎる!美馬市発のクラフトコーラ「ふっかるコーラ」が誕生
[ふっかるコーラ](1,620円、希釈タイプ)。コーラを飲むことで行動を起こすきっかけにしてほしい、とパッケージには軽やかなフットワークをイメージしたイラストを使用。
美馬市の特産品である[みまから唐辛子]や美馬市木屋平の山椒を配合し、無添加無着色で作られた美馬市生まれのクラフトコーラ[ふっかるコーラ]。さらっとした口あたりで大人がごくごく飲みやすく、赤ワインやビールとも好相性。みまから唐辛子の辛みによって、じわじわと体温が上がるような感覚になり、何だか力が湧いてくる。
考案したのは美馬市出身の2人の若者。コーラをきっかけに、ふっかるな(フットワークが軽い)人やコトが集まって、地元をより良くしていきたい。一度は県外に出た2人の、故郷への思いを込めた最初の一歩がクラフトコーラの開発だった。
目指すのは地域の場所づくり
[ふっかるコーラ]を考案した西岡さん(左)と河野さん。2人は高校時代からの友人。
西岡さんは大学時代にアメリカ・シアトルに留学。田舎と都会が融合したようなシアトルの空気感に、地元・美馬市と近いものを感じたという。「考えてみたら美馬市は世界に誇れるうだつの町並みがあり、日本一の清流・穴吹川もある。車でちょっと走れば都会に出ることもできる。美馬いいじゃんって、アメリカに行ったことで地元の見方が変わりました」と西岡さん。
一方の河野さんは県外の大学へ進学後、地域ビジネスに興味があったことから地域産業を支える仕事がしたいと美馬市にUターン就職。1年半前に美馬市に帰ってきた西岡さんから「地元で何かチャレンジしたい!」という話を聞き、同じ思いを持っていた河野さんも賛同。
2人の共通の思いである「場所づくり」を実現するため、まずは看板商品を作ろうと美馬市の特産品を使ったクラフトコーラの開発をはじめた。2人とも会社員として地元で働く傍ら、原料の生産者を訪ねたり、レシピを試行したり、パッケージを考えたりとコーラづくりに奮闘。およそ半年を経て、2023年11月に[ふっかるコーラ]が完成した。
出店時の様子。※写真は提供
クラフトコーラは『道の駅みまの里』『道の駅藍ランドうだつ』の2カ所で希釈タイプのボトルを販売しているほか、イベントに出店してオリジナルドリンクとして提供。フットワーク軽く行動する人を応援する商品として発信している。
パッケージをよーく見ると、靴紐が藍色になっていることに気づく。※写真は提供
2人にとってコーラははじめの一歩。[ふっかるコーラ]をきっかけに、人が集まる場所づくりにつなげたいという。
「学生の頃に情熱を持って働く大人との関わりを持つ経験があれば、もっと早くから地元のことをポジティブに考えることができたかもしれない。だから今の子どもたちや中高生に少しでも”美馬いいかも”と思ってもらえるように、美馬でこんなことやってる大人がいるということを知ってもらいたい。私たちの思いがクラフトコーラにつながったように、行動すれば形になるし、周りの人たちも応援してくれる。たくさんのふっかるな人と出会って、将来的には海外事業も展開していきたいです」。
留学経験のある西岡さんの影響を受けて、河野さんも最近、英会話スクールに通い始めたそう!ふっかる!
現在はオンラインショップの開設準備中。また冷たいコーラがおいしくなる季節に向けてイベント出店も増やしていきたいとのこと。ふっかるな2人のチャレンジに今後もご注目あれ!