2024/04/23 18:00
さあや
【2023年12月オープン /Selfish Clothing Store(セルフィッシュ・板野郡藍住町)】“好きなことを仕事に” 若き男性が古着屋をオープン
好きなことを仕事に―。
誰もが憧れていることだが決して容易ではない。服好きが高じ、気持ちと勢いを信じて古着屋をオープンさせた若き男性を取材した。
「ファッションは自分勝手に」をモットーに
徳島県出身の大前篤志さん。
約7年前の高校生の時より服に興味を持ち、大学生の頃には週一で徳島県内の古着屋に通っていたそう。
「ふつうが嫌いで他の人と違う服がほしいと思い始めたのがきっかけですかね」と大前さん。
店を構える前はメルカリで服の販売をスタートし、2023年12月16日に藍住町に看板を上げた。
「一から1人で大変ではなかったですか?」と問うと、「趣味の延長のような感じで、好きでしているので楽しいです」と一言。
内装はほとんどDIYでやり遂げたそう。
古着屋というと、入り辛いと感じる人もいるかもしれないが、店内は明るく誰でも入りやすい雰囲気だ。
取り扱う服は主にレギュラーのアメカジやストリートのもの。
店頭にはレディース、メンズどちらも着れるアウター、トップス、パンツ、スニーカーなどが並ぶ。学生でも手に取りやすいリーズナブルな価格帯の服ばかりで、クオリティが高いにも関わらず値札の値段に何度も驚かされた。
これらは卸業者や岡山、大阪などの倉庫より買い付けてきたもの。
なかでもスラックスを多く取りそろえており、[Wrangler]や[Levi's]も店頭に。
取材時には近所の人が「オレンジの服ないで?」と服を探しに来た。学校終わりの高校生なども集い、早くも地域に馴染んだ店になっている。
自分で染めたという[タイダイTシャツ](2,500円)も。
大前さんは90年代のストリートファッションが好みだという。
「今30代くらいの人がヤンキー時代に着ていたファッションが好きです。現代のヤンキーファッションとは少し違ってかっこいいですよ」と目を輝かせる。
特に[Karl Kani]や[サウスポール]、[フブ]を取り入れたファッションがいち押しだそう。
「ファッションは自分勝手に」をモットーに古着を提案する『Selfish Clothing Store』。
毎日身につける衣類は自分を表すアイテムでもある。一点ものの好きな服を見つけられる同店に自分だけの一着を探しに行ってみては。
Selfish Clothing Store
- 住所/ 板野郡藍住町矢上字北分 31
- 電話/-
- 営業時間/ 15:00~21:00
備考/月曜は~20:00、土曜、祝日は13:00~、日曜は13:00~20:00
- 定休日/火
- 駐車場/7台