2024/05/06 12:00
がんも
【徳島・本屋さんの児童書コーナー/附家書店 松茂店】絵本に出会う、世界が広がる。ステキな児童書コーナー&おすすめ絵本を紹介
本屋さんに設けられた、児童書コーナー。
そこは、子どもたちと絵本が出会う、ドキドキわくわくいっぱいの場所だ。
目移りするような豊かな色彩に囲まれ、新しい絵本と出会い、世界が広がっていく。
子どもだけでなく大人も心が躍るファンタジックな空間のある、徳島県内の本屋さんの児童書コーナーを巡ってみよう。
今回は『附家書店 松茂店』に潜入!
成長に応じて選びやすい児童書コーナー
板野郡松茂町にある『附家書店 松茂店』。3棟連なった広々とした本屋さんだ。児童書コーナーは向かって一番左の棟、奥側に配置されている。
児童書コーナー担当の重森真美さんにお話をうかがった。
コミックス、スポーツ実用書、学習参考書、教育書などを経て児童書コーナーを5年以上担当。児童書コーナーの前任が熱意あふれる書店員だったそうで、その思いを受け継ぎ、子どもたちが本を選びやすい空間づくりに力を入れているそう。高校生の息子さんをもつお母さん!
2022年にリニューアルしたことをきっかけに、児童書コーナーを拡張したという同店。
赤ちゃん絵本から小中学生向け児童書までがズラ~ッと壁一面に並ぶ。
向かって右から左へと対象年齢が上がっていくので、成長に応じた絵本を選びやすい売り場となっているのが特徴。
ロングセラーの馴染みある絵本を中心にラインアップし、出版社別に配置。人気作家や注目作品が目立つように並べているそう。
新刊や話題作は目立つ場所に。
プレゼントにぴったりの仕掛け絵本や育児に役立つ絵本もたくさん!
自身がネコ好きという重森さん。ネコが登場する絵本を並べているという「ネコゾーン」もあり。
「読んでみてほしい作品は、なるべく表紙が見えるように置いています」と重森さん。
知育おもちゃやけん玉などで遊べるキッズコーナーもあり。絵本の試し読みもこちらでどうぞ。
休日には多くの親子で賑わい、親子で絵本を楽しんでいる姿もあるという。
担当者・重森さんおすすめの絵本を紹介!
『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』
作/トーベン・クールマン
訳/金原瑞人
出版/ブロンズ新社
重森さんの息子さんが幼少期に愛読していたというシリーズ。ねずみのキャラクターの大冒険を描いた物語。乗りものや風景のイラストに臨場感があり、ワクワクさせてくれる作品だ。
『星をつるよる』
文・絵/キム・サングン
訳/すんみ
出版/パイ・インターナショナル
韓国の作家による話題の新刊。夜の雰囲気を引き立てる光の描写が美しい作品。寝る前の読み聞かせにぴったり。
『ねこは るすばん』
作/町田尚子
出版/ほるぷ出版
飼い主の外出中、ネコはおとなしく留守番しているのかな? 表紙のリアルなネコの絵に騙されちゃいけない。すました顔をしながら、誰も予想できない大冒険に繰り出しているかもしれないのだ! クスっと吹き出してしまう展開に子どもも大人もクセになる作品は、重森さんのお気に入り。
『つきみのまつり』
作/羽尻利門
出版/世界文化社
徳島県在住の絵本作家・羽尻利門さんによる、阿南市のお祭りを描いた絵本。繊細なタッチで描く月夜の空や風景の美しさに心奪われる。「子ども時代から大人になっても読み続けたい、地元愛にあふれたこの作品をおすすめしたいです」と重森さん。
『放課後ミステリクラブ』シリーズ
作/知念実希人
絵/Gurin.
出版/ライツ社
小学校中学年~高学年向けの作品。「ミステリー入門にはもってこい!」と書店員の誰もが太鼓判を押すのだとか。子どもはもちろん、大人が読んでも夢中になるんだって。
あわわ発行の新刊『あいいろねずみのジャン・ケン・ポン』も重森さんイチオシの仲間入り!
こちらもチェックしてね。
本だけでなく、衣料品や生活雑貨まで幅広~く取り扱う。
ギフトにぴったりな赤ちゃん用品もあるよ。
学習用品が揃う文具コーナー。
「絵本を楽しみに訪れていたかつての幼児が、小学生、中学生になって図鑑や参考書を買いに、また鉛筆や筆箱を選びに足を運んでくれるような書店でありたい」と店長・鳥井さん。
子どもの成長に寄り添ってくれる同店に、家族みんなで遊びに行こう。
附家書店 松茂店
- 住所/ 板野郡松茂町中喜来前原東一番越 8.2
- 電話/088-683-4721
- 営業時間/10:00~22:00
- 定休日/無休
- 駐車場/有