2020/08/11 14:42
あわわ編集部
「徳島の今を語る」~わたしの好きな徳島まとめ①~
年に30 回ほどキャンプに出かけるというわたをさんだが、『四国三郎の郷』には毎シーズン来るといい、昨年末はこちらで年越し。阿讃山脈と吉野川に囲まれた自然あふれる景色が魅力で、非日常感をより一層高めてくれる。山の緑が太陽に映える昼と、山のシルエットの上に星が輝く夜との表情の違いも美しく、「今年の冬の夕暮れと焚火の風景が心に残っています」。インスタでも人気を博すわたをさんお手製の料理を食べながら、美しい景色の中で過ごす時間は特別なものに違いない! さらにわたをさんイチオシのポイントは、敷地内にお風呂があるところ。「近所に銭湯などがあるキャンプ場は多いけれど、敷地内に大浴場があるキャンプ場は少ない。テントでお酒を飲んだあとでも、歩いてお風呂に行けるのがいいんです」。
《データ》
オートキャンプ場
四国三郎の郷
tel.0883-55-2002
美馬市美馬町境目39-10
●料╱施設利用料大人830円・小中学生410円、
区画サイト3,650円、キャンピングカーサイト6,280円
※前日までに要予約
●P╱40台
昨年12 月から通い始めた保育所が終わると一度家に帰って身支度をして、自転車に乗ってママと店に出勤! 家から店までの道のりにある天神橋の上から西側を見渡すと、田宮川が流れ、その向こうには鉄橋が。「カンカンカンカン」と音がすれば、未羽ちゃんが大好きな汽車がやってくる! ゆっくりと走っていく汽車に手を振るのが毎日の楽しみなんだとか。「未羽は汽車のことを“ カンカン”と呼んでいて。店からも耳を澄ませば汽車の音が聞こえるんですが、見に行こうとするほど好きです」。近くの佐矢橋からも汽車が通るのが見えるので、よく手を振っているそう。12 時台にはアンパンマン列車が通るので、未羽ちゃんのテンションがさらに上がる!
「一言でいえば“不良”」と、徳長さんに称される島治伸先生。徳長さんがかつて属していた徳島文理大学の島先生のゼミでは、酒が飲めることが入室の第一条件だったと話す。当の先生に直撃してみたら「古くからの友人には『適当なやつやな~』と言われたりする。こんなに真面目なのに!」とユーモアたっぷり。大学教授として障がい児・病弱時の心理と教育、コミュニケーション支援などを専門としていて、何でも打ち明けたくなるような柔和な雰囲気の持ち主。徳長さんいわく「多数の人を救ってきている。僕は嫌なことがあっても、『島先生に会ったら話そう』と思うと気が楽になる」。先生は大学の臨床心理相談室で一般の相談も受けており、発達障がいや子育てのことから職場の悩みまでと幅広い内容のカウンセリングを行っている。また、かつての教え子たちは今でも先生の元を訪れることが多く、親や友人に言えない相談をしたり、背中を押してもらえるようなアドバイスを受けることも。目の前の人を理解しようとし、明るいほうへ導いてくれる人。まるで“ドラえもん” のようであり、「徳島にいてくれて良かった」と思っている人は多いはず。
那賀川の支流の沢谷川水域にある『大轟の滝』。落差20メートルの滝で3 段になって流れていて、絶景スポットとしてよく知られている。が、脇にある展望台から降りたところに、まさかこんな美しいひょうたん淵(ひょうたんのようにくびれている形の淵)があるだなんて…。「東京から学生が遊びに来た時、周囲を探索していてみつけたようです」と桑高さん。以来、ゲストハウスの宿泊者を案内する名所のひとつになっているそうだ。遊歩道は草木が覆いかぶさっているし、ひょうたん淵へはロープを使わないと降りることが難しい。「この地域の人でも、ほとんど知らない場所だと思います。ひょうたん淵が好きで何度かやってきているという外国人に遭遇したことがあるのですが、『この場所で初めて人間と会った』と驚かれたくらい」と桑高さんが話すほど、穴場中の穴場。訪れるなら水がきれいな6・7 月か、紅葉の季節がベスト。
国道から阿南市椿町に入った先、『かもだ岬温泉』までは車が対向するのもやっとの細道。かといってまったく苦ではない。なぜなら、細道になってから到着までの約7 キロの間、左側にきらめく海を眺めることができるからだ。伊藤さんが五十肩になりあちこちの温泉を巡っていたころにこの道を通り、たいそう気に入ったそう。「温泉そのものももちろん最高でしたが、着くまでの海沿いの道が本当に大好きです。車で走ると気分転換になるし、細い道ながらも車を停められる場所が何カ所かあり、途中で降りて思わず写真を撮ったり」。伊藤さんいわく“ 徳島のアマルフィ(イタリア随一のリゾート地)”。スカッと抜けた青空と透き通る海を眺めながらの行きがかりは、極上の休息スポットと言えよう。