【徳島スイーツ部／おやCHU】TABBY ICE CREAM（タビーアイスクリーム／鳴門市撫養町）がん患者さんとその家族が幸せになるひと口を、日本初のアイスクリームを徳島から発信

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タビーアイスクリームのアイスクリーム

シングル500円、ダブル600円、トリプル700円。プレミアムフレーバーは各＋50円。写真は［マンゴーソルベ］［うずしおベリーソルベ］（700円）と［自家製チョコレート］（500円）。

マンゴーソルベは80％、いちごソルベはほぼ100％がフルーツで作られており、果実そのものの味わいが濃い。手づくりのチョコレートをアイスに加工した自家製チョコレートは香り高く濃厚で、チョコ好きが納得する味わい。しかも、これらすべてに乳製品や卵が一切使われていない。

誕生のきっかけは『タビーアイスクリーム』を手がける神例さんのお母さんが、がんの闘病中に最後まで口にできたのがアイスクリームだったこと。ただ、市販のアイスはがん患者さんにとって体の負担になることもあり、家族としてもどかしさを感じていた。「不安に感じる食材を使わないアイスを食べてほしかったという後悔がアイスを作ろうと思ったきっかけになりました。母と同じようにがん闘病中の患者さんに食べてもらいたいです」と神例さん。

お母さんへのあたたかな思いを込めて、パティシエの神例さんが、がん病態栄養専門管理栄養士とタッグを組んで作り上げた日本初のアイスクリームが『タビーアイスクリーム』だ。

がん病態栄養専門管理栄養士×パティシエによる日本初のアイスクリーム

チョコレートアイスはライスミルクをベースに、無添加の自家製チョコレートを組み合わせる。誰が食べても、ちゃんとおいしいのがうれしい。

『タビーアイスクリーム』で使用する素材はすべて、がん患者さんが安心して口にできるもの。一般的なアイスのほとんどに使用されている乳製品や卵、小麦、白砂糖、添加物を一切使用せず、オーガニックの植物性ミルクと野菜やフルーツ、きび砂糖といった自然由来の素材だけで作られる。

チョコレートにはライスミルク、黒ごまにはオーツミルク、バナナには豆乳といった具合に、フレーバーごとにベースとなる植物性ミルクを使い分け、自然由来とはいえ、おいしさへのこだわりも抜かりない。だから食に制限があってもなくても、ちゃんとおいしい。

直売所ではカップひとつから気軽に購入できる。

アイスは直売所で購入できるほか、全国のがん闘病中の患者さんに届けるため、オンラインショップでも販売。限定フレーバーが楽しめる［イベントボックス］（12フレーバー・7,000円）を2カ月ごとに展開しており、5月までは春色フレーバーを組み合わせた［スプリングボックス］、6・7月は［ココナッツボックス］、8・9月は［サマーボックス］が予定されている。

ちなみに、人はもちろん［ブラウンバナナ］や［焙煎黒胡麻］など、愛犬が食べられるフレーバーも。病気やアレルギーで食に制限がある人も、小さな子どもも、ワンちゃんも、家族みんなでおいしいひと口を共有できる。