2021/07/19 15:23
がんも
【街ネタ/関山米穀店(徳島市)】ブレンド米がコンテストで最高位を受賞!ワクワクがとまらないお米屋さんだった
どーもー、がんもです。
我が家の子どもたちは食べることが大好き。とくに1歳半のムスメの食欲といったら。それはそれは凄まじい。
朝ごはんにはだいたいおにぎりを提供しているのですが。
・・・・・
お茶を注ぎ、この場に戻るまでの時間、秒である。イリュージョン級の速さで(米を飛び散らかしつつ)、完食。おいしいもんね、おにぎり。分かる、分かるよ・・・。
というわけで本題。今回は「お米」の話題! 佐古のお米屋さんが生み出したブレンド米が、コンクールで賞をとったらしい!
米好きのムスメのためにも、これは早急にリサーチせねば。ということで突撃してきました!
生み出したブレンド米がコンテスト最高位を受賞!『関山米穀店』
佐古一番町にある『関山米穀店』。昔ながらのお米屋さんの雰囲気です。
入店してびっくり。賑々しくポップがズラリ!!! コレぜーんぶ、お米の紹介。
こちらが店主の関山隆大(せきやまたかひろ)さん。150年以上続く米穀店の六代目!
関山さんが受賞したのは、アイホ―炊飯総合研究所主催の”炊飯・米飯商品米国際コンテスト”の【お米のブレンダー賞】で「特A」、また【おにぎり部門】での大賞と、いずれも最高ランク!
言われてみれば、お米がおいしい季節と言われているのは秋口。取材時7月初旬、少ないのも納得。新米を入荷するまでもう少しお待ちを、とのこと。
写真は冬時期の店内の様子。入荷が多くなってきたら約50種類の品種が並ぶように。天井までびっしり。
また、おにぎりにした時の仕上がり、潰れにくさ、再加熱したときの味わいなどを評価される【おにぎり部門】でも大賞を受賞!(そのほか、すし米や丼物、白米など部門がいろいろあるそうです)
受賞した背景には、お米マイスターである関山さんの情熱があるようです。その情熱と、さっきから気になっている・・・このポップの可愛いお米さんたちの正体に迫ってみましょう。
ある品種との出会いが、人生を変えた!
店に入るなり目に飛び込んでくるこのポップ。すべて関山さんの手作りだとか。
イラストだけでなく、言葉選びにも注目してほしい。心地良いリズム感のキャッチコピーが素晴らしい!加えて味の特徴だけでなく、その米に合う料理やオススメの食べ方など細かく、分かりやすく表現しています。編集の勉強をさせていただいているような気分だ・・・。
当初、お米には無関心だったという関山さん。品種の中でも有名な[コシヒカリ]が一番おいしい、それ以上のものはないと思い込んでいて、店にもそれしか置いていなかったそう。
送られてきた[さがびより]の玄米を目にした瞬間、その違いが分かったといいます。綺麗で、ひとつひとつの粒にボリュームがある。炊いて食べてみると、さらに衝撃を受けたそう。
[さがびより]との出会いをきっかけに、「もっと米について知りたい、いろいろな品種の米を食べてみたい」と目覚めたそう。ほかの米屋さんに品種の情報をもらったり、時には米を手に入れるため他県に足を運んだり。全国の品種を取り寄せては実食することを繰り返す日々。そうして、品種ごとに個性があり、異なるおいしさがあることを知り、その良さをみんなに伝えていきたいと強く感じた関山さん。
米の好みも十人十色! おいしい品種に出会って、もっと興味を持ってほしい
多種の米を売り始めて、お客さんの声で気づくこともあったそう。
たとえば、お年寄りの場合。昔、出回っていた米は炊いてもパサっとしたものが多く、おかずも質素だった。だから、もちもちとしていて甘味が強めのお米を贅沢に感じ、それを好む傾向があるんだとか。
逆に若い世代は食が多様化された時代を生きているので、濃い味の料理を邪魔しないような、ほどよい味わいの品種が支持を集めたりする。おもしろー!
ほかにも、チャーハンにぴったりなお米だとか、お茶漬けにもってこいのお米だとか。とにかくめっちゃ種類豊富にお店に並んでいます。
米は白米にすると劣化が進むので玄米で置いているそう。注文した分を店頭で精米して販売してくれます。
食べ比べを楽しんでもらえるよう、各種1㎏~購入可。詰め合わせにして、ギフト用に購入する人もいるんだって! (写真は1㎏)
小売業は、商品の良さを伝えることができる。自分自身が知識を深め、誰かにアピールしていくことは、商品に命を吹き込んでいくことだと思う、と関山さん。徳島県でも米の新品種がたくさん登場しているそうなので、県民にも知ってほしいとのこと。



