2024/07/01 19:30
あわわ編集部
【徳島・ペット・病気予防】犬・ネコの健康を守るのに必要不可欠! できていますか? ペットのデンタルケア/ルドルフどうぶつ病院(徳島市北佐古一番町)
ペットは私たちの大切な家族の一員。
そんな彼らの健康と幸福を守るためには、日々のケアが欠かせません!
特に注目されているが食事。
人工添加物や保存料が少なく、天然の原材料を使用したペットフードやアレルゲンフリーのペットフードも登場しています。
しかし、適切な食事に気を配る一方で、見落とされがちな重要な要素があります。
それはペットのデンタルケア。
口腔内の健康は、人と同じく全身の健康に直結しており、適切なデンタルケアを行うことは、ペットが健康で長生きするために不可欠です。
ペットのデンタルケアの重要性と方法について、徳島市北佐古一番町の『ルドルフどうぶつ病院』田處院長先生に教えてもらいました。
犬やネコも歯周炎や歯周病になる!
咀嚼したときに歯についたペットフードと唾液中の細菌が混ざり合って、歯の表面に歯垢を形成します。
歯垢は4~5日から1週間放置すると唾液中のカルシウムなどと結びついて歯石に。蓄積した歯石は細菌の温床になり、増殖した菌が歯周炎や歯周病を引き起こします! 人間と同じですね。
こういった状態になると、口臭がひどくなってきます。
健康への被害は食欲減退による免疫力の低下のほか、歯を支える骨や組織が破壊されれば歯を抜かなければならないことになるかもしれませんし、口腔内の細菌が血流に乗って全身に広がってしまった場合は、心臓や肝臓、腎臓などの臓器に悪影響を及ぼす可能性もあります。
こちらは犬の歯の模型です。
歯垢がつきやすいのは、尖った犬歯と奥歯。
犬歯は食べ物を引き裂くときに、奥歯はすりつぶす時に歯垢がたまりやすく、特に後者はブラッシング(歯磨き)がしにくい場所でもあるので多く見られます。
また、本来であれば抜け落ちるはずの乳歯がそのままの状態になってしまい、乳歯と永久歯が併存する乳歯遺残(にゅうしいざん)も歯垢の溜まりやすくなる原因の一つです。
ブラッシング(歯磨き)の頻度と習慣化する方法
ペット用の歯ブラシは、ペットショップや動物病院で購入可能です。
歯垢は早ければ付着から4~5日で硬化しはじめるので、週に2回(最低でも1回)は自宅でブラッシング(歯磨き)を心掛けましょう。
ネコは歯ブラシを口に入れられるのを嫌がる子が多いので、歯磨きシートでこすってあげるのが簡単です。
また犬でも歯磨きが苦手な子はいるので、そんな場合は食後にデンタルケアガムを与えてあげるといいと思います。
また、小さい頃から歯磨きに慣れさせてあげると、日々のデンタルケアの負担が軽減されます。
『ルドルフどうぶつ病院』では、トレーナーの資格をもったスタッフが歯磨きをはじめとしたペットに長く健やかに暮らしてもらための自宅ケア方法をレクチャーする練習会を月1~2回の頻度で開催しています。
参加希望の場合は、電話で事前予約をお願いします。
ルドルフどうぶつ病院
- 住所/ 徳島市北佐古一番町 4-17
- 電話/088-679-8930
- 営業時間/9:00~12:30、16:00~19:30
- 定休日/水曜、日曜午後
- 駐車場/7台