2024/09/04 13:00
まっつん
【みなみ動物病院(板野郡藍住町)】よかれと思った行動が実はNG 犬や猫を飼う人に伝えたい夏から秋に向けての注意点!
夏の終わりとともに、気温が下がり始め、過ごしやすい季節がやってきますが、ペットを飼っている人はここで油断は禁物!
秋に向かうこの時期、ペットの健康と安全に対する注意が必要です。
まだ暑さが残る日中や、久しぶりの外遊びが引き起こすリスクについて、しっかりと確認しておきましょう。
『みなみ動物病院』の南院長先生に話を伺いしました。
人よりも暑さに弱い⁉ 日中の熱中症対策は必須
秋は朝晩が涼しくなる一方で、日中はまだ気温が高くなることがあります。
犬や猫は大人になっても汗をかくことによって対応調節をすることがほとんどできません。
また、被毛は寒さから身を守るためには役立ちますが、逆に暑さには不利。
特に、被毛が厚い犬種や猫種は、熱がこもりやすく、体温が上がりやすくなります。
よかれと思ってエアコンを切って外出すると、室内が思った以上に暑くなり、ペットが熱中症になるリスクが高まってしまうのです。
長袖で快適に過ごせるくらいになるまでは、冷房で快適な環境を持続できるようにしてあげましょう。
熱中症対策のとして人の場合は塩分補給が重要ですが、汗をあまりかかない犬や猫にとっては体内の塩分が失われる心配はないので、自分のタイミングで水分補給ができる環境と涼しい環境を保つことで十分予防ができます。
久しぶりのお楽しみの時間にも危険が! 急激な運動は避けて
猛暑によって外で遊ばせられなかった分、ペットとの外出を計画している人も多いのではないでしょうか?
しかし、いきなり外出先やドッグランでおもいっきり運動させるとケガのリスクが高まるといわれています。
なぜかというと筋肉や関節に過度な負担がかかってしまうからです。
突然の激しい運動は、筋肉が適応しきれずに損傷を引き起こす可能性があります。
ひどい場合には筋肉の断裂が起こり、手術が必要な状態になってしまうことも!
また、関節は人よりも敏感で、炎症や脱臼も珍しくなく、特に小型犬の場合は膝のお皿が外れてしまうことがことが多いそうです。
対策としては人がケガ対策でストレッチを取り入れるのと同様にペットにも慣らし期間が必要。
過ごしやすい季節になっても、まず散歩から。
少しずつその距離を伸ばしいき、全身をほぐしてから強度の高い運動を楽しませてあげましょう。
万が一体調を崩したり、「いつもと比べておかしいな」と思ったら、すぐにかかりつけの動物病院を受診しましょう。
みなみ動物病院
- 住所/ 板野郡藍住町奥野矢上前 44-1
- 電話/088-679-6714
- 営業時間/9:00~12:00、16:00~19:30(受付は診療終了の30分前まで)
- 定休日/水 その他休業日/日曜と祝日の午後
- 駐車場/6台