2024/10/02 17:45
さあや
《織本屋 菜野》国の登録有形文化財「織本屋」でいただく体にやさしい薬膳料理
★徳島のグルメ&おでかけ情報満載!お得なクーポンやプレゼントは【あわわのアプリ】だけ!今すぐ無料ダウンロード
【読了3分】
県西部へ行くときはまるで旅に出るかのようにわくわくしながら車を走らせる。右に左に広がる山々と吉野川の雄大さを感じながらたどり着いたのは薬膳料理がいただける『織本屋 菜野』。由緒正しいお屋敷で、心も体も整う小旅行気分を味わおう。
使う素材選びから調理方法まで抜かりない料理の品々
オリモトヤ ナノ/2024年4月オープン/美馬郡つるぎ町
▲元からあった家具や掛け軸をほとんど使ったというカフェスペース。ふすまで仕切った個室の座敷もある。
店があるのは、「貞光二層うだつの町並み」で知られる立派なお屋敷が立ち並ぶ通り。江戸時代に建てられ、かつては酒蔵だったつるぎ町の文化財・織本屋で、町がカフェの開業者を募ったのは昨年12月。当時、薬膳を勉強すべく京都に移住していた山口さんが手をあげ、見事今年の4月に『織本屋 菜野』をオープンさせた。
緑が映える中庭にうっとりしながら歴史と趣のあるお屋敷でいただけるのは、地元の食材をふんだんに使用し、体を想い季節に合った調理法で提供される薬膳料理。四季を24に分けた二十四節気(約2週間)でメニューが変わる[nano café プレート](1,200円)や豚肉を蒸すことでヘルシーに食せる[せいろ de ランチ](1,200円)など、使う素材選びから調理方法まで抜かりがない。メニューの詳細や栄養バランス、ペアリングについて紹介された紙からは、山口さんの手間暇や優しさが伝わり、ほっこりと悦ばしい気分になる。「頭の中は毎日お料理や使う素材のことでいっぱい。メニューをコーディネートするような感覚で楽しいです」と屈託のない笑みを見せる山口さんが作るゆったりした時間と体にも心にもやさしい料理。わざわざ足を運びたくなる織本屋で体とこころを癒やそう。
▲[nano café プレート](1,200円)。この日は豚肉と豆腐の生姜焼きに油揚げのしらすチーズ焼き、切り干し大根タイ風和え物、きのことスダチのすまし汁など。貞光産のきのこや山口さん宅の米・グリーンレモンなど地元産にこだわる。
▲せいろに野菜を敷き詰め、上に豚バラ肉をのせて蒸した[せいろ de ランチ](1,200円)。ポン酢・柚子みそ・柚子胡椒マヨネーズの3種のソースでいただける。
★徳島のグルメ&おでかけ情報満載!お得なクーポンやプレゼントは【あわわのアプリ】だけ!今すぐ無料ダウンロード
《織物屋 菜野》のココスゴ!
●1階のスペースでコンサートなどの音楽イベントを開催。カフェだけでなく多様な催しを計画している。
●夜は予約制でコース料理を提供。
●ガトーショコラやティラミスなど期間限定でスイーツもいただける。
●山口さんの知人による『菜野』のブレンドコーヒーもおすすめ。
▲カフェスペース以外も解放しており自由に見学することができる。2階には代々の家業の足跡や棟札などを展示している。
▲250年ほど前より存在する『織本屋』。平成18年3月27日に国の登録文化財となる。
織本屋 菜野
- 住所/ 美馬郡つるぎ町貞光字町83
- 電話/0883-62-2009
- 営業時間/ 11:00~17:00
備考/16:30ラストオーダー
- 定休日/火 その他休業日/年末年始
- 駐車場/6台