【イベントレポート】徳島初開催！ 学生と企業がともに成長する共創型インターンシップ「アイデアソン合宿～HEROES at徳島～」

学生も成長し、企業の変革や社員のキャリアアップにつながるかもしれない⁉

そんな新しいカタチのインターンシップが、徳島で初開催されました。

笑いあり、涙あり！人間ドラマの連続。

地方における若者の県外流出、企業における人材育成や早期離職の課題、タイパ（タイムパフォーマンス）重視などが叫ばれる今の時代だからこそ実践する価値がある共創型インターンシップ「アイデアソン合宿～HEROES at徳島～」とは？

成長支援の構図

『徳島大学』が徳島県からの委託を受け、取り組みに賛同した県内企業4社（『NDK』、『三八』、 『日産サティオ徳島』のほか、『あわわ』も参加）が支援。

東京に本社を置き、企業や組織のモチベーションマネジメントや人材開発を得意とする『リンクアンドモチベーション』の社員が伴走する構成で運営されました。

県内外から集まった学生たちは4つのチームに分かれ、参加企業の社員がそれをメンタリングし背中を押すようにサポートします。

各チームには「大阪・関西万博を機とした徳島・四国への観光客誘致」という共通課題が課せられていて、本当に共同でビジネスをプランニングしているようなシチュエーション。

全6日間の日程で学生たちは個人ワーク・グループワーク、フィールドワークに取り組んだほか、最終的には本格的なプレゼンの機会まで組み込まれ、チームで取り組んだ過程・結果・振り返りで、個人としての成長を目指します。

写真提供:三八

企業側の参加者は、学生のちょっと先輩の立ち位置で、彼らの活動を見守りつつ状況に合わせたフィードバックを提供。

このほかアイデアの壁打ち相手になったり、一緒に悩んだり励ましたりなど、現場のリーダーとして必要な経験を蓄積する機会になりました。

イベントのなかでみえてきた「成長への一歩」

さまざまなインプットのためのワークをこなしながら、数日の間でビジネスプレゼンを完成させることは大人でも困難。

まして数日前に出会ったばかりで、置かれている立場や境遇、キャリアも異なる学生たちであれば難易度はさらに上がります。

夜遅くまで議論したり、早朝から作業をはじめるチーム。

なかには、意見の食い違いから関係に亀裂が入ってしまう子たちもいました。

しかし、ぶつかり合うことは目標のために真剣で、お互いに相手のことを考えているからこそ。

メンターやアドバイザーの言葉を気付きのきっかけに、一歩ずつ不器用ながらにも前進しようとする学生たち。

自分にも他人にも真剣に向き合う姿に、大人たちは勇気をもらい、忙しい業務のなかでも大切にしなければならないことに気づかされました。

今後の可能性

アイデアの具体性やビジネスモデルとして完成度には差があったものの、すべてのチームが最終プレゼンまで誰一人かけることなく完走。

帰宅前夜にはBBQでこれまで労をねぎらい、さらに関係性を深めました。

写真提供:三八

写真提供:三八

徳島の地で誕生したたくさんの約束。

その一つひとつが守られていけば、これからの未来が少しずつ明るくなっていくかもしれません！

また、ハードなインターンシップでしたが満足度は非常に高く、「これからも徳島に関わっていきたい」と思う学生がほとんどだったそうです。

こういった輪が広がることで、冒頭でふれた徳島の地域課題解決の糸口になる可能性があります。

これからを担う若者頼りではなく、若者に伴走し大人も成長すること。

写真提供:日産サティオ徳島

PS
参加企業の後押しをうけ作成したプレゼン資料を実際に県内企業に提案したチームも！

今後の動きにも注目あれ！