【挑戦する未来のヒーローたち】大学祭で起業体験！ 模擬株式会社『GRATIA』

理工系、医療系、農学系をはじめ、幅広い分野で教育・研究機関の役割を果たしている『徳島大学』。

学生の将来の活躍の幅を広げるために、実践的な教育を積極的に行っていて、その一つが「次世代産業人材創出プログラム」です。

どんなことを学んでいるのか？

プログラムの参加学生で、実際に模擬株式会社『GRATIA』を設立した岡村くんと松田さんに話しを聞きました。

社会に求められる創造と実践に挑戦！

岡村くんと松田さんはともに、生物資源産業学部生物資源産業学科の1年生。

経営やビジネスを生み出すことに関心があるのに加え、自分で考えて行動できる人になりたいとこのプログラムに参加しているそうです。

講義はまず入門編として、技術・製品・サービスに関するアイデアや新ビジネスをカタチにするための手段や手順を学習。

個人ワークを経て自分のビジョンを掘り下げ、実際にチームでビジネスアイデアを考えていくという内容です。

プランが練りあがったら実践を試みます！

考えたビジネスを実行・宣伝する場として用意されたのが『徳島大学』の学園祭。

飲食店の集客につなげる広告ビジネスに挑戦するチーム
アルバイトのマッチングにチャレンジするチーム
肉まんを販売するチーム
観賞用の流木のEC販売を目指すチーム

4つの学生チームが立ち上がりました。

大学と高校で飲食店の集客をサポート

広告ビジネスに挑戦する『模擬株式会社GRATIA』では、学生が普段よく利用している飲食店に協賛を呼びかけ、徳島大学と徳島市内の5つの高校で応援してくれた飲食店のPRを実践します。

「説明からチラシのデザインの提案まで行いました。イメージを共有するのが予想以上に難しかったのですが、相手の立場になって考え、わかりやすい言葉を選んだり、選択肢を設けたりすることでうまくコミュニケーションがとれるようになりました」と松田さん。

代表の岡村くんと手分けして提案を行い、『木村スパゲティ』『えがお食堂』『珈亜庭園（ガーデン）』『BANDAI CAFE』『ひなどーる』『F'S KITCHEN』の6店舗に応援してもらえることになりました。

2人でデザインしたチラシを掲示するほか、学園祭ではコンパクトにリサイズしてポケットティッシュと一緒に配布することも計画中。

学園祭まで残りわずかですが、協賛店さんとコミュニケーションをとり、集客効果の最大化を目指して直前までブラッシュアップ続けます。

「学園祭は一般の方も来場いただけます。おいしいお店ばかりなので、チラシを見ていいな！ と思ったら足と運んでみてください」

学園祭終了後は、実際の反響を調査して振り返りまで行う予定。

想像、実践に、評価や改善も加え、想いをもとに主体的に行動するサイクルを身に着けていきます。