2021/09/16 14:32
あわわ編集部
【とくしま病院・健康ガイド2021-2022】とくしま医療トピックス/マイオブレースシステム治療
教えてくれるのは…
―放置できない歯並びの問題
和田 副院長 「子どもの歯が生え揃ったけれど、歯並びが気になる」という保護者さんも多いと思います。乳歯の生え方のバランスが悪いのは、口呼吸(口がポカンと開く)や舌の悪い癖などが原因で、「上下の顎の土台が十分に成長していません」というサインです。
そのまま放置すれば、いずれ生え替わってくる永久歯の並びにも問題が出てくることになります。さまざまな原因により、現代の子どものうち10人中9人は、歯並びに何らかの問題があると言われています。口が常にポカンと開いていることは、歯並びや噛み合わせの問題だけでなく、顔つきや姿勢にまで影響を及ぼします。
さらに口で呼吸すると、アレルギーや感染症、将来的に睡眠時無呼吸症候群や誤ごえんせい嚥性肺炎のリスクも高まるなど、一生に関わる問題を抱えることにもなりかねません。
―マイオブレースシステムとはどんな治療方法?
和田 副院長 [マイオブレース システム]は、 30年以上前にオーストラリアのMyofunctional Research Co.にて開発された治療法で、日本でもここ数年で取り入れる歯科医院が増えてきました。
歯並びの改善を目的とする一般的な矯正とは異なり、[マイオブレース システム治療]では歯並びを悪くする原因である「口呼吸」や「口まわりの悪い癖」を正し、成長期の子どもの健全な顎の発達を促して、歯並びを正すことができます。また、先に挙げた数々のリスクを減らすことも期待できます。
―いつから始めればいいの?
和田 副院長 [マイオブレース システム治療]は、取り外し式の専用マウスピースを、起きている間の1時間と就寝中に装着するというシンプルな方法です。
小児に特化した治療なので、永久歯への生え替わり方にもよりますが、開始するのに適切なのは5〜8歳頃という限られたタイミングになります。スタートは早いほうが望ましいですが、装着中は食事や会話をせず、ずっと口を閉じていることになるため、うまくマウスピースを着けられない場合は、上手に使える年齢になってから始めます。
マウスピースは噛み合わせの状態や口のサイズに応じて多くの種類があるので、一人ひとりに合ったものを使用し、装置を着けて身体を動かすアクティビティを月に1度行います。
舌の動かし方など、アクティビティを行いながら進めていく
和田歯科医院
診療科目 | 歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科 |
■院長/和田匡史
■副院長/和田麻記子
■医師数/常勤5名、非常勤2名
■検診/定期検診、歯科検診
■自由診療/マイオブレース システム治療(35万円〜)、マウスピース矯正(35万円〜)、インプラント治療(35万円~)、セラミッククラウン(6万円~)※すべて税抜
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
8:30~12:30 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | × |
14:00~18:00 | ● | ● | ● | × | ● | ▲ | × |
※この記事は、『とくしま病院・健康ガイド 2021-2022 LIFE is』から流用しています。掲載している情報は2021年2月1日現在のものです。法改正や社会情勢の変化により、料金などが変更される場合がありますのでご了承ください。
医療法人 和田歯科医院
- 住所/ 鳴門市 大麻町大谷字久原75-1
- 電話/088-689-0026
- 営業時間/ 9:00〜12:45、14:00〜18:00
備考/土曜日は8:45〜12:30、13:30〜17:30
- 定休日/木、日、祝日
- 駐車場/あり