2025/02/21 16:15
あわわ編集部

【イベントレポート】ダイバーシティとくしま「混ざり合い交流会」Blend Cafe
徳島県は、地域社会の誰もが安心して暮らせる社会、多様な人々が「共生」「交流」「活躍」するダイバーシティ社会を目指し「地域の居場所づくり」に取り組んでいます。
徳島県が推進したい居場所とは、『身近な地域で、住民によって運営される誰でも自由に出入りできるつながりの場』と表現できる場所です。
そんな「地域の居場所づくり」に実際に関わり運営している人からの話を聞きながら、自分たちにできることを考え、みんなで意見をシェアするイベントが2月16日(日)、ふれあい健康館で開催されました。
盛り上がったイベントの様子をご紹介します。

イベントには年齢、性別関係なく地域の居場所づくりに興味がある方が参加してくれました。
なんと約50人もの人にお集りいただきました(感謝)!
事業者による取り組み紹介

まずイベント前半は、6つの事業者さんにご登壇いただき、居場所づくりへの取り組みについてお話してもらいました。

徳島市のNPO法人「こころのベース」岡崎さん

徳島市国府町「ふらっとKOKUFU」須賀さん

阿南市「Miraicle(ミライクル)」の村田さん

三好市「みのりこ」から上瀧さん、太田さん、仁宇さん

北島町「よんくる」櫻井さん

徳島駅前アミコビル「旅の栞」榎本さん
医療でも福祉でもない、精神障がいを持つ人が無料で利用できる夜の居場所づくりに取り組む「こころのベース」さん。
障がい者(児)のライフステージに寄り添い愛され信頼される支援を実践している「ふらっとKOKUFU」さん。
外国人スタッフを雇うメリットデメリットを理解して環境を整えることで多様性を包括したカフェや保育園を運営する「ミライクル」さん。
居場所の運営だけでなく、居場所づくり運営者として即戦力になる人材を育成するプログラムも実施している「よんくる」さん。
活動の軸をアートに置き、幅広い年代を対象とした絵や木工のワークショップを地域の居場所を運営する「みのりこ」さん。
「諦める世の中から選択できる世の中へ」を実現すべくインクルーシブカフェに取り組む「旅の栞」さん。
それぞれの活動内容を知ると同時に、今後目指す目標などもお話いただきました。


休憩時間には阿南市「ミライクル」さんのブースで提供してくれた本格的なドリップコーヒーを片手にほっと一息♪
ワークショップ
後半は本日のゲスト・神山まるごと高専 准教授の佐野淳也先生に進行役を務めていただき、「地域の居場所を始めるにはどうすればいい?」などをみんなで考えるワークショップを実施。

「神山まるごと高専」准教授・佐野淳也先生

イベントにはグラフィックレコーダー・さのはるかさんが参加。
前半に話し合った内容などをイラストなどを使ってわかりやすくまとめたグラフィックレコードを披露してもらいました。
佐野先生から以下の投げかけがありました。
「地域の居場所を始めるにはどうすればいい?」
「地域の居場所を運営していく上でたいせつなことはなんだろう?」
「地域の居場所をもっと広げていくためにはどうしたらいいのだろう?」
それぞれ違ったメンバー同士で意見交換をしながら話し合いました。


それぞれのテーブルでは熱い議論が展開。
また、模造用紙にみんなの意見を書いたりしてまとめていきました。


議論のあとは、テーブルごとにまとまった意見を発表してもらいました。

みんなの発表が終わったあと、佐野先生からありのままでいられる場所の考え方や県外の事例などを紹介してもらい、参加してくれたみなさんが今後役立てられるアイデアなどを教えてもらいました。

イベントを通して作られたグラフィックレコード。
それぞれの取り組み、意見が見やすくまとまっています!


グラフィックレコードには、神山まるごと高専の学生たちも参加。
スピード感のある議論を、一生懸命まとめてくれました。

最後に参加者みんなでパチリ。
地域の居場所づくりについて、なにかできることはないか?を考えられるきっかけになった今回のイベント。
もっと徳島県内に、地域の居場所が増えるといいなと思いました。