2019/11/22 17:32
あわわ編集部
徳島で見つけた未来の偉人! 徳島異人列伝#001/芸人こやけん
今はまだ他の人とちょっと違う異人。
だがしかし!いずれ徳島を代表する偉人になるであろう、
そんな才能あふれる人たちを紹介する・・・
それが、徳島異人列伝!
記念すべき第1回目のゲストは、
芸人こやけん!
[PROFILE]徳島県在住のお笑い芸人。東京吉本でお笑い芸人として活動後、昨年末に徳島へ帰郷。徳島県の魅力を全国に発信するYouTube『こやけん阿波日和』の運営や、イベントへの出演、ケーブルテレビのキャスターなど活躍中。
こやけん
「子どもの頃から読んでいたあわわに取材してもらえてめっちゃ嬉しいです! 僕大事にまだ持ってますもん、アフロ社長のステッカー!」
キムソン
「アフロ社長のステッカー・・・? そんなのありましたっけ?たぶん無いと思うんですけど。」
アフロ社長
「 作ったこと無いですね・・・
こやけん
「ありましたって!!机の引き出しに入れてますもん!じゃあ家帰ったら写真撮って送りますよ!」
キムソン
「ちがうアフロだったら写真送らなくていいですからね・・・」
絶対アフロ社長のステッカーだったんだけどなぁ。。。※ちなみに写真は届きませんでした・・・。
キムソン
「現在の活動内容を教えてください。
こやけん
「徳島県の魅力を発信するYouTubeチャンネル『こやけん阿波日和』と徳島県以外のことをしゃべる『こやけんラジオ計画(仮)』の運営、あとはケーブルテレビ『朝ごはん食べた?』レギュラーなど、ボチボチやらせていただいています!」
徳島を全国に発信する『こやけん阿波日和』
ひとりしゃべりがメインの『こやけんラジオ計画(仮)』
キムソン
「こやけんさんは、徳島の友人とコンビで東京吉本に所属されてたんですよね?それで徳島に帰ってきたと。」
こやけん
「はい、NSC東京19期生として卒業後コンビを組んで活動していました。舞台やイベントなど色々やらせてもらってたんですが、ちょっと休む時期がありまして。ゆっくり考えた結果、今の環境を離れようかな、と。コンビは解散、吉本興業も退社して昨年末に徳島に戻ってきました。」
キムソン
「そして徳島で芸人として活動しはじめたんですね。」
こやけん
「全然!最初はそんなこと考えてなくて、普通にバイトをしてました。あるお店で販売スタッフをしていて、案外評判も良く、褒められたりしちゃって。こやけんこやけんこのままこんな風に過ごしていくのかな・・・なんてぼんやり思っているとき、東京時代にかわいがってもらってた『金属バット』の友保さんに「俺らの芸風がブレてきたと思ったら、おまえがちゃんと言うてくれ」って言われて。それを聞いて僕も芸人を続けていないと色々言えないなと思ったんです。今思えば、友保さんなりの「芸人やめんなよ」っていうことだと思うんですけどね。」
あぁ、美しき芸人の世界。
こやけん
「そこから一念発起して、昔からずっとやりたいと思っていたひとりしゃべりをする『こやけんラジオ計画』というYouTubeチャンネルを開設しました。その後、徳島県を全国にPRする『こやけん阿波日和』も開設して、今に至ります。」
そんな友保さんとはYouTubeでも共演。
キムソン
「それからあっという間に登録者数5000人。県内でもトップクラスのYouTuberとなったわけですね。ノウハウとかは一から学んだんですか?」
こやけん
「東京時代に、芸人4人で『ブチかまし』というYouTubeチャンネルをやっていたんです。登録者数も15万人くらいいて。YouTubeの基本的なノウハウはそこで学びましたね。その時に僕を知ってくれていた人が「こやけんがなにか始めたらしいぞ」という流れで見てくれたのも大きいと思います。
キムソン
「YouTubeをやっていて、印象的な出来事はありましたか?
こやけん
「ある日、自分の携帯に「トキオのマツオカだけど」って電話がかかってきたんですよ。もちろん会ったこともないですし、「誰やねん!いたずら電話やめろ!」ってブチ切れて電話を切るじゃないですか。」
改めて気づいた徳島の魅力。全国に発信する理由とは?
キムソン
「有名になるとしょうもないいたずらも増えますよね。」
こやけん
「その後、松岡さんのラジオを聴いていたら「この間、こやけんっていう芸人に電話したらブチ切れられてさぁ・・・」ってトークをされてて・・・。サーっと血の気が引いて、急いでかけ直したら「前から君のことおもしろいと思ってたんだよね。東京に遊びに来いよ」って。」
キムソン
「そんなシンデレラストーリーある!?」
こやけん
「松岡さんと一緒に遊んで、ご飯も食べさせていただいて。その時、みなさんおなじみのあの超有名人にも会えたんですよ!
キムソン
「誰に会えたの!?リーダー?長瀬くん?国分さん!!?」
こやけん
「内山信二さんに会えました。」
キムソン
「・・・・・」
キムソン
「徳島で芸人として活動する中で、難しさもあるんじゃないですか?」
こやけん
「今の時代は戦える場所がいっぱいあります。YouTubeもそのひとつですし。都会だから有利なんていうことは無いと思いますよ。この間、小学校に授業をしに行ったんですけど「この中でYouTubeでチャンネル持っている人~?」って聞いたら、ふたりもいましたからね!小学生ですよ?・・・ライバルは全世代です。」
「末恐ろしい・・・」と嘆くこやけんさん。
キムソン
「そもそもなぜ徳島をPRすることにしたんでしょうか?
こやけん
「徳島に帰ってきて、ふと「こんなにおもろいとこやったんじゃ」と改めて魅力を感じました。海も山も川も空も、徳島県にある自然の綺麗さに魅せられ、徳島県民の面白い人柄も大好きだったということに気づいたんです。同時に、その魅力が県外に知られていないということも感じました。
キムソン
「 PR下手な徳島県に代わって全国へ発信しようと思ったんですね!」
こやけん
「思うんですけど、東京は良い部分と悪い部分がハッキリしているんですよね。しかも、悪い部分は“笑えない”んです。でも、徳島の悪い部分って“笑える”でしょ! これが一番大事なんです。だから別に良い部分だけをアピールしなくても、悪い部分もおもしろく伝えていければ、それが徳島県の個性になると思って活動しています。」
キムソン
「 YouTubeで大事にしていることはありますか?
こやけん
「"正直に伝える”ということですかね。動画ではいろんな場所に行きますけど、嘘ついてまで褒めたりはしないようにしています。もちろん物は言いようなので、たとえば料理の味だって「塩っ辛いですね!」ではなく「現場系の人がめっちゃ好きそう!」に変えるとか。正直に伝えながらもみんなが笑えるツッコミを心がけています!
キムソン
「なるほど!コンビ時代のツッコミ技術が活きてますね!今後の目標を教えてください。」
こやけん
「正直言うと、徳島県での知名度が無いんですよ! 街を歩いていても全然気づかれないですし。だから、もっと徳島県民のみなさんに気づいてもらえるよう、そして笑ってもらえるように、youtubeはもちろんテレビやラジオなど、がんばっていきたいですね!」
東京での芸人生活から離れたものの、地元・徳島で芸人としてカムバックを果たしたこやけんさん。
語る言葉のひとつひとつに、地元への愛、
そして「徳島のおもしろさを発信する」という思いが溢れていました!
募集していた『徳島の魅力を動画で伝える観光サイトをつくる!』
クラウドファンディングも無事に成立し、今後ますますの活躍が期待されます!
ちなみに、こやけんさんの夢にうちのアフロ社長も出資。
こやけんさん得意のイラストをゲットしていました~。