2025/08/25 17:00
あわわ編集部

【学生インタビュー】高校生が自慢の筋肉で競う「マッスル甲子園」で3位入賞/藤本朗生さん
筋肉で競う、もう一つの甲子園。
世界最大級のフィットネスクラブ『ゴールドジム』が主催する高校生を対象にしたボディコンテスト[マッスル甲子園]が、今年の6月に開催されました。
ボディコンテストの裾野を広げることを目的に企画されたこの大会で、城東高校に通う藤本朗生(ろい)さんがボディビル部門で3位入賞を果たしました。
今回が初の大会出場だった藤本さんに、大会の感想や今後の目標をインタビューしました。
Q.トレーニングをはじめたきっかけは?

小学4年生頃までは水泳をしていましたが、本格的に体を鍛えはじめたのは中学1年生の時です。きっかけは、海外のアクション俳優ジャッキー・チェンへの憧れでした。
特別な知識はなかったため、YouTubeでトレーニング方法を調べて実践したほか、レスリングの全国優勝経験のある父と一緒に腹筋や腕立て伏せに取り組んでいました。
自分の体に筋肉がついていくのが嬉しくて、次第にのめり込み、今に至っています。
「マッスル甲子園」出場の経緯は?

コンテスト出場は、中学生からの夢でした。それが師匠である近藤好史さんとの出会いをきっかけに、現実の目標となりました。
近藤さんは徳島でバーバーショップ『髪屋武蔵』を営みながらボディコンテストに出場、選手育成にも力を入れている方で、減量やトレーニングの方法などについてご指導いただいています。
初めてのコンテスト出場で、特に減量に不安を感じていましたが、僕の気持ちを理解し、半年以上かけて体を絞る方法を提案してくださいました。
その結果、目標としていた23kgの減量に成功。励ましを受けながら上位入賞を果たすことができ、とても感謝しています。
勉強との両立は大変でしたか?
特に減量期間中の昼間は頭がクラクラすることもあったので、授業についていくために工夫をしていました。
授業中はこれまで以上に集中し、頭がスッキリしている早朝に予習・復習をするようにしたんです。
その結果、勉強の効率が上がり、減量期間中の成績はむしろよくなったという予想外のメリットもありました。
コンテスト出場の感想は?

初出場で3位入賞できるとは思っていなかったので感激しました。師匠をはじめ、先輩方、まわりや家族のサポートがなければ成し得なかったと思います。
また、他県の選手と交流したり、専門誌の方に紹介していただいたりと、貴重な経験を得ることができ、本当に出場してよかったと感じました。
今後の目標は?

「コンテストからだいぶ経ったので、今の体は自信がないんですが(笑)」と藤本さん。自宅近くのジムで、週3~5回のトレーニングしている。
今回のコンテスト入賞を通じて、「好きなことを突き詰める大切さ」を実感しました。
来年高校3年生になるにあたり、将来「医師になる」という夢を追うため、コンテスト出場は控えて、ひとまず勉強に集中しようと思いますが、日々のトレーニングは継続していきたいです。
ボディビルダーと医師、二つの道を両立させることが僕の理想。
これからも文武両道で自分を磨いていきます。
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努力と情熱でつかんだ今回の入賞。
医師という夢とボディビルの道。その二つを両立させる彼の挑戦に、今後も大きな期待がかかります!