2025/07/01 14:39
あわわのアプリ編集部

四国大学生インターンシップ ラーメン店取材チャレンジ/三日月編
人生の一杯。地元の愛されラーメン

58年続く老舗のラーメン屋
徳島市八百屋町に店を構える「中華そばショップ来来」。
創業は昭和42年(1967年)。今年で58年目を迎える老舗です。店を切り盛りするのは、3代目店主の髙木誠人さん、35歳。日中は近くのサラリーマンで賑わい、夜は仕事終わりの会社員や、家族連れ、飲みのシメに訪れるお客さんで賑わうそうです。
私たちの大先輩
髙木さんと話していると、意外な共通点が明らかになりました。
なんと、高木さんは四国大学の出身だったのです。高校卒業後に一度就職しましが、腰を痛めて退職。その後、四国大学に入学したといいます。
「周りのみんなは自分より1つ年下で、なかなか馴染めなくて。高校の同級生とずっと一緒にいるうちに、単位がなかなか取れなかった。」と、大学4年生の時には単位取得に苦労した苦いエピソードを笑いながら聞かせてくれました。
継ぐことへの葛藤
学生時代から、いつかは家業を継ぐだろうという思いがあったという高木さん。焼肉店やピザ屋やガストなど飲食店でのアルバイト経験を重ねており、19歳からは約10年間、サッカーの指導者も務めてましたが、家業を継いでからは両立が難しくなり、サッカーの指導からは身を引くことになったそう。
新メニュー、誕生!?
現在、裏メニューである[チャーシュー焼飯]は髙木さんが考案したメニュー。「玉ねぎをのせたり、背脂を入れると味が結構変わるんですよ」と、新しい味の可能性を追求する髙木さん。ベースは基本、受け継いできた味を守りながら、ラーメンのトッピングをもっと増やしていくことなどを考えているそうです。


懐かしさ感じる一杯
髙木さんが作るラーメンは、あっさりとした豚骨醤油ベースのスープに、細麺が絡む一杯。昔ながらの懐かしい味わいで、毎日でも食べたくなるような優しい味が特徴です。トッピングには、チャーシュー、ネギ、もやし、そしてかまぼこ。シンプルな具材がスープの味を際立たせる鍵になっているようです。店内の赤と白を基調としたレトロな雰囲気も、このラーメンの味わいを一層引き立てています。「来来」の一杯のラーメンには、58年間受け継がれてきた歴史と、それを未来へ繋ごうとする髙木さんの想いが詰まっています。ぜひ、皆さんも一度足を運んで、髙木さんの人生が詰まった一杯を味わってみてください。
ワタシの自己紹介
はじめまして。四国大学文学部で日本文学科専攻の三日月です。今回、インターンシップの一環でこのラーメン記事を書かせていただきました。「来来」さんの魅力が少しでも伝わればと思います。
中華そばショップ 来来
- 住所/ 徳島市八百屋町1-8
- 電話/088-652-4975
- 営業時間/11:00~14:15、18:00~21:15
- 定休日/日
- 駐車場/なし