2025/09/19 12:25
しばやん

【子育て情報】子育ての「楽しい!」も「大変!」も受け入れる、親子を助ける夜中の居場所|よなきかふぇenento(エンエント)

▲オープンは月に一度、月末の水曜日。深夜の商店街にそっと明かりが灯る。
赤ちゃんはかわいい。けれど、子育てはときにつらいこともある。
特に深夜の夜泣き対応は、泣き止まないわが子を前に心労を感じたことがある保護者も少なくないはず。
寝不足で思考がネガティブになったり、孤独感に追いつめられたり。そんなつらい時間を、受け入れてくれる深夜のカフェが月に一度、徳島市内に誕生した。
よなきかふぇenento
『よなきかふぇenento』は毎月最終水曜日、東新町商店街にあらわれる。
夜泣きに悩んでいる保護者が赤ちゃんと一緒に手ぶらで立ち寄れる温かな場所を目指しており、誰かと話したいときはカフェでゆっくりお茶をしながら交流できるほか、ママと赤ちゃんが横になって休めるスペースも備える。
これまでも「こども食堂」などで子育て支援を行ってきた『一般社団法人はぐっと』が運営。代表の森本さんが他県の事例を目にしたことをきっかけに、夜間支援の必要性を実感していたこともあり、徳島県にも継続的に夜の子育て支援の場所が必要と、さまざまな子育て支援に取り組むメンバーとともに8月に第1回目を開催。
「夜はマイナス思考になりがちですが、子育てに悩んだときに“ここがある”と思って、気軽に利用してもらいたいです」と『はぐっと』広報の秋山さん。
親子が安心できる夜中の居場所として今後も毎月継続的に開催していく。

▲定期で開催される持続型「夜泣きカフェ」は全国的に珍しく、県内外から注目を集めている。
「こども食堂が各市町村にあるように、夜泣きカフェもそれぞれの場所に広がって、当たり前の取り組みになれば」と秋山さん。
10月には石井町に『よなきごやenento』(毎月第3土曜)をオープン予定という。

▲入場券代わりのオリジナルベビースタイ。
対象は1歳ごろまでの赤ちゃんと保護者。1階はカフェ、2階が女性と赤ちゃん専用の休憩スペースに。
紙おむつや粉ミルクが用意されており、赤ちゃんと一緒に手ぶらでふらっと出かけられる。

▲自家製シロップのジュースなど、ドリンクはすべて500円。
「今困っている人を助けたい」と、発案から約2カ月で第1回目を開催。
子育て中の保護者の声を聞きながら、内容をブラッシュアップしているところで、2回目以降は企業スポンサーのサポートにより親子の入場料が無料に。食事内容も温かいみそ汁やおにぎりの提供に変更するなど、求められる支援を形にしている。
また親子を応援したい人も入場料500円+飲食代でカフェを利用でき、みんなの「助けたい」と思う気持ちをつなげてくれるよ。
よなきかふぇenento(エンエント)
- 住所/ 徳島市新町橋1-5-1(PONT NEUF kissa)
- 電話/-
- 営業時間/最終水曜22:00~翌6:00
- 定休日/月、火、水、木、金、土、日、祝日 その他休業日/※営業は月1回(最終水曜)のみ
- 駐車場/近隣有料