ビジネス学び・教養
2025/10/05 18:00
あわわまちの人事部
【イベントレポート】学生と社会人が共に描いた、成長の6日間! HEROES at TOKUSHIMA アイデアソン合宿レポート

【イベントレポート】学生と社会人が共に描いた、成長の6日間! HEROES at TOKUSHIMA アイデアソン合宿レポート

短期間で仲間と一緒に新しい発想や課題の解決策を生み出す挑戦をする「アイデアソン」を軸に、個人の成長に向き合う実践型インターンシップ『HEORES at TOKUSHIMA』が今年も開催されました。

県内の企業で働く社会人が学生チームのメンターとなり、彼らのワークショップやチームビルディングに伴走。

参加学生は、未来を描く議論やフィールドワーク、プレゼンテーションを通じて、「自ら育つ力」を磨き、個人としての気づきと成長の言語化を行いました。

6日間の挑戦を振り返ります。

プログラムに込めた想い


「HEROES at TOKUSHIMA」のアイデアソンプログラムは、社会人から学生への一方通行の教育ではなく、共創のプロセスを通じて学生と社会人の双方が成長することを目指して企画されました。

学生はチームや社会人メンターとの対話を通じて問いを立て、行動し、内省する中で「自ら育つ力」を体感。
一方、メンター社員は学生の挑戦に伴走することで「寄り添い導く力」や「人の成長のために行動する力」を養います。

この想いに賛同し、今回は以下の3社が参加しました。

〇株式会社NDK:自動化機械・省力化機械をオーダーメイドで製造

〇株式会社イルローザ:看板商品[マンマローザ]をはじめとする洋菓子の製造・販売

〇株式会社情熱カンパニー:無農薬・減農薬による農作物栽培と、農業を通じた社会課題解決

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各社の中堅社員が、徳島県内外から集まった熱意ある学生12名と真剣に向き合い、互いに学びを深め合いました。

正解のない問いに、チームで挑む!


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学生4名と社会人メンター1名の計5名で構成されるチームは、メンターの所属する企業の経営者にプレゼンテーションを行います。

今回のテーマは「とくしまの未来予想図2040」。

参加企業の業界や企業自体が2040年にどのような姿であるべきかを描き、その理想を実現するために今何をすべきかを考えます。

まずチーム内で、2040年の社会がどのようになっているかを自由にイメージし、その上で各企業がどのようなサービスを提供しているかについて議論しました。

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あるチームは、自社の強みを未来社会にどう活かすかという現実的な視点で議論を深める一方、別のチームはまったく新しい業界への挑戦や、SF映画のような斬新な未来社会を想像するなど、発散的な議論は盛り上がりました。

その後、チームで描いた理想の2040年に向けて、今何を行うべきかという仮説をまとめ、各企業の現状を知るフィールドワークへ。

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展開しているサービス、働く環境、働く人たちの想い。

自分の目や耳で一つひとつを感じ取ることはもちろん、アクティブにヒアリングを実施。

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経営者さんからは、今後にむけて会社をどうしたいか熱い想いを伺いました!

最高のチームになるために


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異なる考え方や価値観を持つメンバーと短期間でアイデアをまとめるには、チームワークが欠かせません。

中間発表では、プレゼン内容や未来像の具体性だけでなく、チーム内の役割分担や考え方のズレなど、多くの課題が浮き彫りになりました。経営者から直接フィードバックを受けた学生はもちろん、社会人メンターも「チームをどう導くべきか」と頭を悩ませ、チームは一時的に混乱期を迎えました。

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焦って発言ができなくなったり、とにかくアイデアを出し合うだけになったりする場面もありましたが、こうした状況に個人として向き合い、「自分はチームのために、会社のために何ができるか」を考えることで成長につながります。

各チームはこのピンチをチャンスに変え、お互いを改めて理解し、目線を合わせて気持ちを一つにすることに挑戦しました。

プログラムを通じて得た気付き


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混乱期を乗り越え、迎えた最終プレゼンの日。

『NDK』チームは「不可能を可能に」をテーマに、仮想現実が発展する未来社会で同社の強みを活かす方法を提案。ユーザーに合わせたオーダーメイドの体験提供には、多分野に精通した人材の確保が重要で、そのために柔軟な姿勢や挑戦心をSNSで積極的に発信すべきだと訴えました。

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『イルローザ』チームは「想い 結ぶ GIFT」をテーマに設定。AIやテクノロジーが発達しても人の温かみを忘れない世界になってほしいと、同社のお菓子とAR技術を駆使して、大切な人へ五感で想いを届けるサービスを提案。より心を笑顔にする演出を考え、今後のお菓子づくりやブランディングに反映できると伝えました。

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情熱カンパニーチームのテーマは、驚きの「不老不死」。

人は記憶の中で生き続けると考え、特に喜怒哀楽の「楽」に注目しました。農業と福祉を組み合わせることで、記憶に残る楽しさを提供できるとし、具体的には自社で採れた野菜を使った社内カフェの運営や、廃棄野菜を社会に有効活用するアイデアなどをあげました。

中間発表からの軌道修正、スライドづくり、調整、発表練習、リハーサル。チームの目線合わせも同時並行で行いながら、約1日で完成させたプレゼン発表ということもあり、残念ながら各チーム100%の納得のいく結果では終われませんでした。

十分に納得のいかない部分は、今後の伸びしろと考え「どうすればよかったのか」「一人ひとりに何ができたのか」、最後は学生もメンターとなった社会人も一緒になって初日からの出来事を振り返り、今後の成長のために「行動目標」を考えて6日の挑戦を終えました。

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学生が未来を描き、社会人がその挑戦に寄り添う。

その共創のプロセスが、若者の成長だけでなく、企業の人材育成や組織の変化にもつながっていく。

「HEROES at TOKUSHIMA」は、“学びが循環する社会”への小さな一歩として、これからも進化を続けます。

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