駐車場はないものの駅のすぐ近くにあるので、汽車に乗ってやってくる人も多数。車社会に慣らされた徳島県民には少々面倒な気もしますが、それでも足を運びたくなるくらいの楽しさが、この店にはありますよ!
※この記事は、2019年12月号Geenで掲載した内容です。
「大将、いつものあれで!」というと、大将がニヤッと「お客さん、わかってましたよ」という顔ですぐに出してくれる。
これこれ、待ってましたよ!店に来ると無性に食べたくなる、この店ならではの逸品。来店のたびに必ず注文しているので、大将にも覚えられてしまった。おいしいお酒は、アテと一緒に嗜んでこそ本領発揮するのだよ。。
…そんなオトナな酒飲みに憧れるだわわです。
おいし~いアテと一緒に粋な酒の楽しみ方ができちゃう酒場を紹介しちゃいますよ!
名物の一品にスポットライトを当てて紹介していく”目当てのアテ”シリーズ第4弾。
これがあるから通っちゃう!
▲昨年8月よりメニューに加わった[ 白菜押し寿司]
酒場にて、のんべえのツボを押さえた一品がそろうメニュー表を見て、「なんて気の利いた店なんだろう!」とうれしくなってしまうこと、ありますよね? 同店がまさにそうで、写真の[ 白菜押し寿司]は文字面を見た時点で「絶対おいしいやつ!」と確信する。テーブルに置かれると「あ〜、これこれ! 想像通りのルックス!」と心の中で盛り上がり、ひと口いただいて、想像の上いくおいしさに絶句することになりますよ!
シャキシャキした白菜の浅漬けと、ふわっとやわらかな寿司飯。中には自家製しょうゆで和えたかつおぶし。すだちをぎゅっと搾っていただく。淡白な味わいだけどじわじわとこみ上げる大人のおいしさを感じる。この[白菜押し寿司]ほど、お酒とのペアリングで威力を発揮する一品は他にないのではないでしょうか。特に辛口の日本酒との相性は抜群!一般的に、寿司はシメに食べたいものですが、これはあっさりしているゆえに序盤に注文しても問題なし。むしろ、最初に食べてシメにももう一度食べたい!
ここにも注目!
“本日のおすすめ”メニュー
▲さくっとジューシーな[阿波尾鶏カツ](750円)。いくらでもお腹に入りそうなほどうま~い!
店主の延原さんはかつて寿司店で働いていたことがあり、[白菜押し寿司]以外にも旬の魚介類を使った寿司が“本日のおすすめ”として登場しています。
同店のメニューは濃厚なうま味の肉料理も、旬のイキイキとした魚料理も、どれもお酒には抜群!!メニューは不定期にガラッと変わることもあるそうで、カレーやスープスパが登場したこともあったそう。そんな中で[じゃこ飯]は開店時からずっとある貴重な一品で、有馬山椒としょうゆ・酒で煮詰めたちりめんじゃこと、青しそ、ゴマの混ぜご飯。安定した人気を誇っています。
▲店名の『のんちゃん』は延原さんではなく、延原さんのお父さんの愛称。料理一筋だったお父さんを尊敬しているからこそつけられた名。
▲音楽好きで、自身もバンドで歌う女将さんによるインテリアが素敵!
駐車場はないものの駅のすぐ近くにあるので、汽車に乗ってやってくる人も多数。車社会に慣らされた徳島県民には少々面倒な気もしますが、それでも足を運びたくなるくらいの楽しさが、この店にはありますよ!
※この記事は、2019年12月号Geenで掲載した内容です。