※この記事は、2019年12月号Geenで掲載した内容です。
2020/10/29 13:02
あわわ編集部
《徳島市/旬彩酒房 ここから》酒場に通わせる”目当てのアテ”!自家製オイルサーディン
「大将、いつものあれで!」というと、大将がニヤッと「お客さん、わかってましたよ」という顔ですぐに出してくれる。
これこれ、待ってましたよ!店に来ると無性に食べたくなる、この店ならではの逸品。来店のたびに必ず注文しているので、大将にも覚えられてしまった。おいしいお酒は、アテと一緒に嗜んでこそ本領発揮するのだよ。。
…そんなオトナな酒飲みに憧れるだわわです。
おいし~いアテと一緒に粋な酒の楽しみ方ができちゃう酒場を紹介しちゃいますよ!
名物の一品にスポットライトを当てて紹介していく”目当てのアテ”シリーズ第1弾。
これがあるから通っちゃう!
旬彩酒房 ここから/徳島市中吉野町
”目当てのアテ”はこれ!
オイル煮なのにさっぱり。想像を超える和の味を
[自家製オイルサーディン]680円
▲昆布、しょうゆ、酢といった和の調味料とオイルで長時間、くつくつと煮込んで丁寧に仕上げます。
日本の四季のうつろいを料理とお酒で感じられる『旬彩酒房 ここから』。
こちらで通年味わえる逸品が、北海道産のまるまると太ったマイワシを和風に仕上げた[自家製オイルサーディン]。梅干しを入れることで魚の臭みも消え、さっぱりとした風味になっています。キラキラと輝くマイワシは、ほどよく塩気が効いていて、冷やしたやや辛口めの日本酒と相性抜群!
まずはそのままで、ひと口。脂を含んだマイワシのうまみを日本酒と共にクイッと流し込む。続いて梅干しと合わせてふた口め。う~ん、うまい!!梅干しで酸味がプラスされるので、ひと皿で味の変化まで楽しめちゃう!
また、同店の代名詞である[ 神山鶏水炊]は冬にぴったりの鍋料理!博多の水炊きに倣い、神山鶏の鶏ガラで仕上げた透きとおったスープを飲んでからスタート。歯ごたえのよい神山鶏とたっぷり野菜でお腹も大満足。丁寧で細やかな仕事ぶりが反映された、やさしい味です。一人前から注文可能なので、鍋をシェアしつつ他の一品をつまみつつ、といった楽しみ方がオススメです。シメは定番の雑炊でもいいけれど、徳島といえば、半田そうめんという手もある。県外の友人を連れて行ったときは、半田そうめんで徳島らしさを味わってほしい。
ここにも注目!
日本酒にも力を入れています!
▲店内の内装も季節によって模様替え。上にズラッと並ぶボトルキープは、常連さんが多い証。
日本酒も常時8〜10種類を仕入れており、季節によって顔ぶれが変化します。一本限りの銘酒もあるので、すべてを味わうには何度通えばいいのだろうか…。これからの季節はにごり酒や燗するとおいしいお酒が出てくるとのこと。甘口・辛口どちらが好みか店主に相談すると、料理に間違いなく合うお酒を選んでくれますよ!
▲若いころから和食が好きな店主・宇都宮さん。和食道を歩んで20年以上。その日に味わいたい料理、お酒となんでも相談してみて。
15年間、九州の和食料理店で板前としての腕を磨きあげたのち、地元・徳島で店を構えた店主。徳島産にこだわった料理が多く、徳島には魚・肉・野菜すべてがそろっていることを改めて感じるほどメニューが豊富。その時期の旬を味わってもらえるように、と季節ごとにメニューを変えているので、いつ訪れても新しい品に出会えます。これが徳島の味だ、と他県の人に自慢したいですね!
▲神山鶏水炊と書かれた大きなちょうちんが目印。郊外にあるので事前連絡するのがオススメ。
旬彩酒房 ここから
- 住所/ 徳島市 中吉野町2-18-2
- 電話/088-679-9399
- 営業時間/17:00~24:00
- 定休日/水 その他休業日/12/31~1/2は休
- 駐車場/4台