2020/06/29 09:52
のんの

【徳島ミステリーハンターvol.01】徳島市認定「福島橋の人柱伝説」の地はわんちゃんオッチャンパラダイスだった
どうも、のんのです。
主に、あわわfreeとワイヤーママというフリーマガジンの編集に明け暮れる人です。
週イチで四国放送の「ゴジカル!」にも出演させてもらっております。

何年か前に撮影した森本アナウンサーとのお気に入りの一枚。
で!ひそかに、ひそかーにこれからライフワークにしていきたいのが、伝説ハント。
以前共演して以来、敬愛している月刊ムー・三上編集長と

※数年前、朝立彦神社にて
影のスーパーバイザー・K氏に手ほどきを受け、いずれは徳島に眠ると言われるお宝・アークを見つけたいと思っています。

スケールは違うけど、こういうイメージ。
ほかのライターのオシャンティなお店情報とは180度違う、やべえ路線になっても、生あたたかく見守ってつかーさい。
本日お届けするのは、人柱伝説。
人柱とは、人身御供の一種。大規模建造物が災害や敵襲によって破壊されないことを神に祈願する目的で、建造物やその近傍にこれと定めた人間を生かしたままで土中に埋めたり水中に沈めたりする風習を言い、狭義では古来日本で行われてきたものを指すが、広義では日本古来のそれと類似点の多い世界各地の風習をも同様にいう。
wikiより
今では考えられないようなことですが、八百万の神が絶対的だった昔は全国各地で行われていたものだったそうです。
嘘か真かと伝えられている中でも、なんとお役所認定の人柱伝説が徳島市内にあるんです!
それがこちら、

福島橋!!!
福島橋、と気づかずとも何度も渡っている人も多いはず。
場所はこちらね。
この伝説、実は徳島市のHPにもあがっているんです。
問い合わせ先が文化振興課になっているあたり、お墨付き伝説と言ってもまっちゃいないと思います。
このあたりは、人柱伝説があるというだけでなく、国の登録有形文化財がある酒蔵などがならぶ通称「蔵通り」もあったりと歴史情緒あふれる場所、そして地域の人の憩いの場でもあることから、徳島市としても文化的価値が高いと思っているのだと思います(憶測)。
ミステリーハンターの第一歩となる、ミステリーさんぽ(のんのさんぽ)をスタートしましょう。

福島橋の北側、徳住橋からスタート。
ガス塔が立って、もうなんか情緒プンプンプン!

嗚呼、歩いているだけで穏やかな気持ちになります。来週の締め切りの怖さも和らぎます。和らがんけど。

静かに流れるのは助任川。

中徳島リバーサイドマップ。英語と昔風の絵のハイブリッド案内図です。

足元にはこんなタイルが。「おめえ、こんなモリモリしやがって…」的な顔がなんとも。
これが後の布石になるとは、このとき想像もしていなかったのです。

大先輩たちもゆったりと歩いております。


夜になると点灯する外灯も、波のモチーフだったり蜂須賀様の家紋をあしらっていたりと、川と歴史のある徳島をゴリゴリに盛り込んでいます。

足元にまたヤツがいました。真顔で貴様が入っておるがな!というツッコミ待ちなのでしょうか。なんだその手は。

そして見えてくるのが福島橋。
よくよく見ると、近代的な橋げたの真ん中に、石垣がありますね。

福島橋。橋の名前ってなんでひらがな表記なんでしょう。

高校生たちが自転車でびゅんびゅん走っております。コロナに負けずにがんばって!
ちょうど橋の真ん中ほどに、この伝説を知らしめる看板があります。

ごっつ丁寧に書いてます。
要約すると、この橋を建設した当時、難しい工事がうまく行くように工事を始める日に通りかかった六部と呼ばれる僧侶に懇願したところ、自ら犠牲となって人柱となり(!)棺に入ってから49日間もの間鉦を打ち鳴らして、橋は立派に完成したと言い伝えられています。
地域の人は本当に感謝したことでしょう。なんと尊い志…。

人柱が埋められたとされる石積の橋台。新しく架けかえても、この橋台を壊すことなく、迂回するように歩道が作られています。
この橋台を現代まで残すことで、六部の功績を未来永劫伝えていくという徳島市の心意気を感じます。

おだやかな風景は、その昔文字通り体を投げうった人によって守られているのですね…合掌。



周辺には「阿波の踊り子」のロケ地があり、碑文が立っています。
ほかにも、石のオブジェや石碑があります。

徳住橋へ川沿いではなく土手から帰ってみます。

途中にベンチがあります。

座ってみるといい雰囲気!高校生だったらここで男子学生とイチャコラする女子を見て、グギギギ…と歯茎から血を流していたことでしょう。

ふと見上げると、でか!なにこの石像!

徳島の赤ひげ先生・関寛斎の石像です。
こういう石像めぐりもしたいなあ。
で、このエリアを歩いていると気づいたんです。
わんちゃん、めっちゃさんぽしてる!!!!


撮影できた子たち。別の撮影をしていてススっと通り抜けていったから写真におさめられなかった子も3匹おりました。
マジかわいこちゃんばっかりで、家族の方も素敵だったので、ワンちゃん大好き人たちはぜひ行ってみてください。そうそう、フンは持って帰ろうね!
あと

かなり遠いところから「おーい!撮ってぇ!撮ってぇ!」と手を振ってきたおっちゃん。
カメラを向けると「おぉぉ、ほんまに撮ってくれるんか(照)」と言い、ポーズを決めてくれました。
撮影後は、ヘヘっと鼻をこすりどこかへ歩いていきました。昭和のマンガかな?
深々とお辞儀をして声をかけてきて「多い…本当に車が多いですね…」と言い、また深々とお辞儀をしてくれたおっちゃんもおりました。
おっちゃん成分の足りないあなたは、ぜひ。
徳島にはまだまだ未知なる魅力が眠っている。
それを見つけながら、いつかアークをこの手に…。
のんののロマンとツッコミあふれる旅は続くのです。
ではまた!
福島橋