【2021.4月MOVE】SHIZQ STORE（シズクストア／名西郡神山町）神山町の森を守るプロジェクトから生まれた木工製品たち

外材の輸入などによって、使われなくなった杉の木。日本の森林面積の約40%を占める杉の木を使うことで、神山町の森を自然な状態に戻そうという［神山しずくプロジェクト］。そこで杉の特徴である色の違う木目を活かし、唯一無二のコップや器などを生み出した。

木目を活かすために、あえて年輪に向かって垂直に抜き出す。杉の伐採にはスタッフも参加するそうだ。

そんな杉製品のギャラリー&ストアである『SHIZQ STORE』が国道438号線沿いに移転オープン。

中心に赤みのある杉の特徴を活かした紅白の色目がある［鶴シリーズ］（ぐい呑み5,060円、タンブラー1万3200円など）、漆塗り仕様の［亀シリーズ］［亀八シリーズ］などが展示。加工しにくい杉を職人技によって仕上げた製品をはじめ、奥には購入者が神山町の山を眺めながらコーヒーやワインなどを飲んでくつろげるオーナーズラウンジも備えている。これまで製品を購入した人だけでなくプレゼントされた人も利用できるそう。

ギャラリーストアのオープン記念としてここでしか手に入らないのがこちら。［デイカップ］（9,900円）、［スープボウル・小］（9,900円）、［サラダボウル］（1万1400円）。

自社で杉からエッセンシャルオイルを抽出した製品。杉の木部に含まれる鎮静効果のあるセスキテルペン、誘眠効果のあるセドロールなどでリラックスできるとか。店長の佐坂さんは「お客さんが、神山町の良さを改めて認識してもらえる場になれば嬉しいです」と話す。杉の新たな可能性を感じられる空間にぜひ足を運んでみて。