美容外科暮らし病院ガイド
2022/03/16 09:52
まいける
キレイな傷の治し方

キレイな傷の治し方

小さなすり傷や切り傷でも、初期治療によって治るスピードや傷あとの残り具合は大きく変わってきます。たとえそれが大きな傷であったとしても、残った傷あとを目立たない状態にすることができれば、見た目によるストレスも大幅に軽減されるはずです。形成外科では専門の知識と技術を駆使し、なるべく傷あとが残らないよう治療することができます。具体的にどのような方法がとれるのかを紹介します。

教えてくれるのは

キレイな傷の治し方

つだ形成クリニック
津田 達也 院長

●医学博士
●日本形成外科学会認定専門医
●日本創傷外科学会会員
●日本形成外科手術手技学会会員
●日本美容外科学会(JSAPS)会員 
●日本美容外科学会(JSAS)会員
●日本美容皮膚科学会会員

初期治療で傷あとは大きく変わる

傷を治癒させることと、傷あとをなるべく残さないように治すことの間には大きな開きがあります。一般的に医師は傷の治療を行う際、機能的な回復を目指します。
例えば、縫うことが必要な傷の場合でも、医療用ホッチキスを用いた治療であれば、痛みも少なく短い時間で治療が終わるため、患者さんのストレスが少ない治療が可能です。また、抜糸の手間が不要な縫合の仕方もあり、通院回数が少なく済むことで患者さんの手間も減らすことができます。しかし、機能的な回復だけでなく、見た目もキレイに治癒させるためには0.1mm単位のズレも許容しない専門的な縫合技術が求められます。
よく、「何針縫いましたか? 」と患者さんに聞かれることがあります。同じ傷でも一般的な外科の医師による縫合と比べ、形成外科の医師は数倍の密度で複数の層を数種類の糸を使い分けて縫合するため、数だけでお伝えするとかなり大きい針数になり、まるで大ケガのように感じるかもしれません。
ですが、これには明確な理由があります。縫合処置というのは一度してしまうとやり直しが効きません。形成外科医以外の医師に一度縫合をしていただき、翌日に我々が抜糸して縫い直しを行ったとしても、基本的には最初から専門的な縫合を行った場合と比べて傷あとが残りやすくなってしまうのです。その点については縫合が必要な傷だけではなく、すり傷や火傷などケガ全般でも言えることです。傷あとを残さないための治療は専門的な知識と技術が求められます。ケガをされた際は、まずはお近くの形成外科医にご相談ください。

傷が完治してもアフターケアが大切

傷が完治してから数カ月後、完治直後には気にならなかった傷あとがだんだん盛り上がってきたり、幅が広がってきたり、という経験はないでしょうか? 傷は完治してからも約3カ月から半年程度はまだ炎症が残っています。この期間に傷に摩擦や張力、紫外線などの外的刺激が加わると、一度はきれいに治っていた傷もだんだんと見た目が悪くなってきてしまうことがあります。内服治療や、専用のテープ・保護材による処置など、形成外科では傷が完治したあとのフォローも行っています。

残ってしまった傷あとも治療できます

すでに見た目が良くない傷あとができてしまっていても、再手術やレーザー治療により見た目を改善させることができる場合があります。傷あとをゼロにするというのは難しいのですが、多くの場合化粧などで隠せる程度まで回復させることができます。当院では先進の医療レーザー機器も取り揃えております。お気軽にご相談ください。

つだ形成クリニック


徳島市北常三島町2-48-1
tel.088-624-7175
HPはこちら


診療時間
9:00~12:30
14:30~19:00

※祝日は休診
※美容診療は完全予約制
※自由診療/レーザー治療(3,278円~)、HIFU(2万7280円~)

※この記事は、『とくしま病院ガイド 2022春』から流用しています。掲載している情報は2022年3月1日現在のものです。法改正や社会情勢の変化により、料金などが変更される場合がありますのでご了承ください。

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