2021/06/23 17:01
しょうすけ
【街ネタ】作って楽しい、食べておいしい。最先端もなかは組み立て式!?/海部郡海陽町
線路と道路の両方を走行できる夢のような自動車DMV(Dual Mode Vehicle・デュアル モード ビークル)の世界初運行が決定している海陽町。そんな話題のDMVが、な、な、なんと和菓子のもなかになったとか。そのうえ組み立て式という今までの概念をくつがえすようなもなかという噂を聞いてさっそく販売している海陽町の『宝来堂』へ。
『宝来堂』と言えば、姉妹店のパン屋さん『houraidouピアカイフ店』で海陽町特産のきゅうりの浅漬けを使った[きゅうりドッグ]や肉厚のしいたけをドーンと中央にのせた[しいたけ侍パン]と、ユニークかつおいしい商品を次々と生み出している。発案者の山田社長に商品化の経緯を聞いてみた。「アイデアが浮かんだのはDMVの導入が決まった昨年の4月頃かな。最初は型だけの完成型を販売しようかと思ってたけど、似たようなアイデアの東京の[都電もなか]と同じじゃ面白くないなと。自分で組み立てるのは聞いたことがないと思ってね」。
そこで社長は石川県のもなかの皮メーカーにオリジナル金型ともなか製造を打診。複雑なディテールは再現が難しいこと、組み立て式は初めてのケースとのことだったが試作の末に金型が完成した! 一番表現に苦労したのがタイヤ。リング状の小さなもなかの製造はさすがに無理で、円柱を半分にしたもなかを組合わせるという工夫でタイヤを表現。こうして発案から約1年かかって製品化された。
[組み立てモナカ](648円)は、『宝来堂』をはじめ、『houraidouピアカイフ店』『ポルトむぎ』『ふれあいの宿 遊遊NASA』『徳島とくとくターミナル』などで販売中。
というわけで、山田社長からお土産にいただいた[組み立てモナカ]をさっそく組み立ててみよう!
まずはパーツをチェック! 車体2個、車輪5個、あんこ2袋、説明書もばっちり。説明書の2次元コートにアクセスすると山田社長による組み立て動画もみることができる。
▲まずはあんこを入れる。
▲もう1つの方にも入れてっと。
▲ちょっとこっちが少ないかな? ちょっと多めにいれるのがいいらしい。
▲合体。これで車体が完成。続いてタイヤへ。
▲すべてにあんこを入れてっと。
▲こちらも合体。
▲完成!
これで終わりと思ったでしょ。さらなる楽しみ方を山田社長はパッケージに施していたのだ。それがコチラ”!
▲もなかの箱の蓋を底側に折りこんで。
▲トンネル写真を山折りに立てると。
▲なんと組み立てモナカ用のジオラマステージに早変わり。
▲角度を考えて撮影すればDMVのもなかが走ってる感じ。ボンネット下のパーツはレール上を走る際に出てくる車輪を表現。
食べるだけでなく、作る楽しみも加わった斬新な組み立てモナカ。世界初導入のDMVと同じく世界初レベルの和菓子をぜひ楽しんでみよう! もちろん作った後はおいしく召し上がれ。
※追加情報/徳島県内でも珍しい阿波尾鶏の玉子を使ったカステラやプリンなど洋菓子も作っている『宝来堂』。スタッフさんが教えてくれたのが、[阿波尾鶏たまごと和三盆のプリン]を組み立てモナカにプラスαするとさらにおいしくいただけるのだとか。
車体パーツの半分にあんこ、もう半分にプリンを入れて作ってみよう。香ばしいもなかに和洋2種類の甘みが加わって、新感覚のお菓子に変身するよ。
宝来堂(ほうらいどう)
- 住所/徳島県 海部郡海陽町 奥浦字新町53
- 電話/0884-73-0510
- 営業時間/9:00~19:00
- 定休日/不定休
- 駐車場/6台