2023/03/27 20:00
まっつん
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【イベントレポート】モータースポーツを通じて地域活性化を目指す挑戦!/TOYOTA GAZOO Racing Rally challenge
2023年3月26日(日)
徳島県西部の三好市三野町を舞台に『TOYOTA GAZOO Racing Rally challenge』(通称ラリチャレ)が開催された。
2016年以来7年ぶりの四国開催かつ三好市では初めての試みで、当日は雨天にもかかわらず多くの観客が来場し、出場する選手たちに温かい声援を送った。
徳島での開催を皮切りに、今年のラリチャレは北は北海道、南は佐賀まで転戦。
TOYOTAの進めるモータースポーツを通じた地域活性化への挑戦を取材した。
ラリチャレとは?
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サーキットで行われるレースと異なり、ラリーは舗装路のみならず、砂利道や地道などの公道がコースとして使用される競技。路面の違いを的確に判断し、ドライバーと案内役のコ・ドライバーがタッグを組み好タイムを目指す。
スペシャルステージ(SS)と呼ばれる区間で全開走行する一方、リエゾンと呼ばれる移動区間では沿道からの応援に答えるなど、地域と一体になれるところも魅力的だ。
2001年にスタートし、初心者にも優しいコース設定で、安全かつ手軽にエントリーできる入門者向けラリーに位置付けられている。
ちなみに参加するにはライセンスを取得し、ラリーカーを用意。練習走行を行ってからのエントリーとなるそう。
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各地域の公道を借りて行っている競技であるため、地域に「恩返しをする」という想いも強い。
主催者と競技者のみが盛り上がるのではなく、市町村、地域の販売店、出展者、スポンサーなどをモータースポーツでつなげ、お互いがWINWINになれるよう一緒にイベントづくりを行っていくことで、文化として醸成・定着をはかる。
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モータースポーツと一緒に地域の食や文化に触れて、魅力を再発見する旅「ラリーツーリズム」の実現も大きな目標の一つで、コース近くで開催された「TGRP(TOYOTA GAZOO Racing PARK)」では、さまざまな地元名産品の物販やキッチンカーの出展、観光に関するブース、ステージ&体験イベントなどが楽しめた。
また、ラリー主催者やプロドライバー、地元行政、販売店が一つになって高齢者向け運転教室グッドドライバーレッスンも別日に開催されている。
「カッコいい車」に触れる機会を創出
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会場ではラリーカーやクラシックラリーカー、ベース車なども展示されており、往年の車好きから小さな子どもたちまで興味津々の様子。
いつの時代からか車が憧れの対象から移動の手段になってきているような気がする。
環境性能や技術の向上は著しく、それはじたいは非常に素晴らしいことなのだが、車をデータで見て・比較する機会が増加している。
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シンプルに「カッコいい車」と間近で触れ合う機会があれば、車が再び憧れの対象になることも夢ではない!
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登場したラリーカーは排気量によってさまざまなクラスに分かれており、司会役のスタッフの方が車の特徴などをわかりやすく丁寧に教えてくれた。
ベースカーとして多かったのは
・86
・ヤリス
・アクア
・ヴィッツ
TOYOTAの子会社であるダイハツからは
・Rocky
・コペン
が参戦!
だが、一番のどよめきがおこったのは
間違いなくトリを飾ったハイエースだろう(笑)
どの車も街で見かけることがある車種なので、子どもたちにとっては「あの車がこんない早く走れるんだ!」という気づきのきっかけにもなったのではなかろうか。
TOYOTA 佐藤次期社長が語るラリチャレの可能性
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会場には4月1日から同社の社長に就任する佐藤恒治氏の姿も。
佐藤氏はエンジニアとして主力車種の部品開発に携わり、高級ブランド「レクサス」のプレジデントやスポーツカーブランド「GR」の責任者を務めた人物。
モータースポーツ好きでもあり、ラリチャレにも並々ならぬ想いを感じられる。
「ラリチャレはその土地に住む人と一緒に作るモータースポーツです。さまざまな垣根を超えてたくさんの人がつながる、ラリーを軸とした新しいコミュニティーづくりの展開を考えています。また、地域によって期待されるモビリティーの在り方や都合があると思います。全国各地の現場に出て、いろいろな声をいただきながら、みんなで一つのチームになって新しい社会に向けてトライしていきます」と佐藤氏。
「地域のお祭り行事」とするだけでなく、新たなつながりの創出、より良い車を作るための技術の向上や未来社会の実現に向けた足掛かりのひとつとも位置付けている。
TOYOTAのモータースポーツの歴史は60余年。
世界のモータースポーツに参戦し、獲得してきた多大な戦果がこれまでのクルマとクルマ社会づくりにつながっている。
ラリチャレに秘められたたくさんの可能性。
気になる今後ののスケジュールはHPで確認を!