徳島県
2023/03/30 12:00
あわわ編集部
農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

徳島は、どこを見渡しでも自然がいっぱい!
山・川・海、すべてが揃っている豊かな町。
ちなみに、徳島県の「自然」の割合ってどのくらいだと思いますか?

実に面積の8割以上が「中山間地域」なんです。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

▲山合いの棚田が輝く[上勝町]

ここで営まれる農林水産業は、食糧生産だけではなく、きれいな水を育み洪水や土砂災害を防ぎ、地球温暖化防止にも貢献するなど重要な役割を果たしています。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

▲里山の景色が美しい[神山町]

そして、この地域の景色こそ日本の原風景であり私たちの心を癒してくれます。
一方、多くの農山漁村が過疎化・高齢化・耕作放棄地等の増加といった深刻な問題に直面しています。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

▲休校になった[つるぎ町]の小学校

徳島県では、平成22年度から『とくしま農山漁村(ふるさと)応援し隊事業』を推進。社会貢献等に前向きな企業・大学・NPO法人等と応援を求める農山漁村地域を県が繋ぎ、農作業支援や地域の活性化活動等を両者の協働により実施しています。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

▲ふるさと応援すだちくん

農山漁村地域の維持保全に役立つことはもちろん、新たな交流により人・物・心の活性化が促され、双方にメリットのある協働活動が展開されることを目指しています。

ここからは『あわわ』スタッフが実際に『とくしま農山漁村(ふるさと)応援し隊』のボランティアに参加した様子をご紹介します!

①『出羽島』での草刈り・雑木の伐採


『出羽島(てばじま)』は、牟岐町に属する有人島。
牟岐港から連絡船で約10分、人口は約50人弱です。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

かつては小学校もあり、最盛期には700人近くが住んでいました。
しかし、2022年3月ついに島の子どもが0(ゼロ)となり、ますます高齢化が進んでいます。

そこで、島民のみなさんと一緒に集落道の草刈り・雑木の伐採を行いました!

ボランティアを実施したのは2022年11月、夏ほど勢いはありませんが雑草や雑木が生い茂っています。

島のおじいちゃん・おばあちゃんは本当に元気。
下手すると私たちボランティアより足腰強いんじゃないかなぁ。

刈り取った草や雑木を一か所にまとめると、島の山がどんどん綺麗になっていきます。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

作業の後は、みんなで記念撮影。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

初めて会った人同士でも、一緒に作業をするだけで連帯感が生まれます。

「今度は島に遊びに来ます!」
「次は泊まりたいな」
と、作業が終わった後も連絡船の時間まで島内を散策していました。

②『かかしコンテスト』準備・片付け


美波町・木岐は、漁業を中心に栄えた海の青と山の緑が輝く穏やかな町。
以前は子どもたちの声が多く響いていましたが、2016年には木岐小学校が休校。

由岐小学校と統合され、町内の子どもたちは隣町へと通っています。
地域の有志が集まった『木岐奥次世代会議』のみなさんは、『かかしコンテスト』を通じて木岐の魅力を発信中。

イベントの準備・片付けのお手伝いに行ってきました!

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

町内外関わらず、だれでも参加できる『かかしコンテスト』。
時代や世相に合わせた案山子(かかし)や、可愛いキャラクターなど、趣向を凝らしたものが並びます。

イベントでは、かわいい案山子を作るワークショップも開催。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

私も子どもたちに混ざって、作らせていただきました!

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

この案山子は、今も家で可愛く佇んでくれています。
見る度に、木岐の美しい景色や地域の方たちの優しさを思い出します。

③『菜の花フェスタ』運営のお手伝い


吉野川市で10年以上に渡り開催されている『菜の花フェスタ』。
地元のダンスサークルやバンドが日頃の練習の成果を披露し、お客さんは出店や遊び広場で楽しい時間を過ごします。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

2023年3月25日、フェスタ前日に会場設営のボランティアに伺いました。
仮設とは思えないほど立派なステージが立てられています。
会場となっている川島城跡から見渡せる阿波市・善入寺島に菜の花を摘みに行き、ステージの前いっぱいに飾りました。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

会場がまるごと菜の花畑になったようで、ボランティアをしながら心が晴ればれ。

作業の間に、地域の方と一緒に食べるお弁当がこれまた美味しいんです(会話も弾む!)。

農山漁村(ふるさと)の景色を守るために私たちにできること

次の日のフェスタ本番は取材があってボランティアに伺えなかったのですが、来年はぜひ当日も参加したいなぁ。

この1年で、4回のボランティアに参加しました。
どの活動についても言えることは、参加した後「その地域が気になっている」ということ。
それは、地域の方と一緒に作業をし、そこに住む人の姿が見えたから「他人事じゃない」という気持ちになっているから。

1人の力は小さいかもしれませんが、ボランティアに参加する人が1人ずつでも増えるとその地域のファンが増えるのかなぁって思います。
他のボランティア活動についてのレポートもアップされているので、ぜひ覗いてみてください。

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