2023/04/12 18:30
あわわ編集部

【徳島ヴォルティス】試合ぶりのホーム! 厳しい日程を跳ねのけ初勝利を VS水戸ホーリーホック
リーグ最下位という厳しい状態で迎えたアウェイ2連戦!
結果は
VS ロアッソ熊本 1-1ドロー
VS ジェフユナイテッド市原・千葉 2-2 ドロー
で、悲願の勝ち点3はまたも持ち越しとなった。
移動の疲れも心配されるなか、3試合ぶりのホーム戦はミッドウィーク開催。
厳しい日程を跳ねのけて初勝利を期待したい
前節の振り返り
暫定21位・22位の対決となった裏天王山!
先に試合を動かしたのはアウェイクラブだった。
自陣から中央から細かいパスで左サイドに展開し、深い位置からFW西谷が切り込む。
アタッキングサードから放たれた思い切りのいいシュートは、そのままゴール右上に。
これまで先制点が取れずゲームの組み立てに苦戦していた徳島が、シーズンベストゴールにノミネートしそうなゴラッソでサポーターをおおいにわかせる。
しかし、そのあとは千葉のマンツーマンぎみのマークに苦戦。ビルドアップを完全に制圧され、逆に高い位置でショートカウンターを狙われる。
すると流れは徐々にホームクラブへうつり、前半36分には千葉が自陣からディフェンスラインの裏へロングフィードを供給。
絶好調のFW小森が華麗なトラップでCBカカを剥がし、同点に追い付く。
このプレーで小森は足を痛め前半のうちに交代してしまったが、1-1で前半を折り返すことに成功する。
後半は徳島が選手2人を交代し、システムを4-3-3から4-3-1-2にシステムを変更。
西谷が少し下がった位置で構えるようになり、千葉のハイプレスを牽制。
ボール保持率は徳島が上回るようになるが、それに合わせ千葉が守備的なシステムにシフトしたため、思うようにチャンスを創出できないもどかしい展開に。
すると52分、徳島に所属していた時期もあるFW呉屋がMF見木とのコンビネーションで逆転ゴールをGET。
この一発でさらに千葉の攻勢が強まり、徳島は窮地に立たされる。
そんなピンチで魅せてくれたのが、ベテランFW柿谷。
右から左への大胆なサイドチェンジから西谷がボールを預かりバイタルエリアへ供給。
このボールを途中出場の背番号8が押し込み、同点に追いつく。
試合はこのままフィニッシュとなったが、今シーズン初めての複数得点を記録した。
新監督のもと、今年こそJ1昇格プレーオフ圏内へ
今回対戦するのは『水戸ホーリーホック』。
「This is football !!」を代名詞に熱い指導を展開していた秋葉監督がオフに退任し、2シーズンにわたり彼の右腕をつとめた濱崎監督が初めてトップチームを指揮する。
戦術はこれまで秋葉スタイルを継承するかたちで、フォーメーションは4-4-2を継続。
選手1人1人がバランスよく配置されるため、各選手が自分のプレーエリアを明確にして柔軟に攻守を切り替え。
攻撃はビルドアップを主体に、個でではなく、全体で得点を狙いにいくクラブだ。
前節の磐田戦では両サイドから果敢にゴールに迫るも、要所を抑えられてしまい思うような組み立てができていなかったように思える。
守備面では磐田相手に5失点を献上してしまったものの、そこは知将・濱崎監督。
そう易々とはいかない試合展開になりそう。
注目選手は、『浦和レッズ』から育成型期限付き移籍で加入の背番号7MF武田。
名門・青森山田高校サッカー部の出身で、2年生のときは学年唯一のレギュラーで全国高等学校サッカー選手権大会に出場し優勝。
精度の高い左足には要注意だ。
徳島はどう戦う⁉
先ほど発表された今節のスタメンはこちら
GK田中
DF浜下、カカ、内田 、外山
MF白井、杉本、児玉 、柿谷
FW西谷、渡
各ポジションにかける人数では水戸と全く同じだが、トップ下に柿谷を配置したダイヤモンド型を採用。
千葉戦の後半と同じように、ビルドアップを主体とする相手クラブの攻撃の芽を高い位置で摘み取り、カウンターを仕掛ける狙いがみてとれる。
また、浜下・外山という攻撃的なSBコンビの攻め上げりにも期待大◎
目指すは2試合連続の複数得点!
今度こそ勝ち切ってほしい。