2023/06/11 15:30
あわわ編集部

【徳島ヴォルティス】勝ち点で並ぶもの同士の戦い! VS 栃木SC
もうまもなくシーズンの折り返し地点。
徳島は19節消化時点で18位。リーグ全体で年々強度もクオリティも上がってきており、一筋縄で勝つことが難しくなっている。
前節の岡山戦もボール保持に成功したものの、手痛いカウンターを喰らって悔しい結果になってしました。
6月は天皇杯も組み込まれており、各クラブが厳しいスケジュールをしいられる。そんななか徳島は幸運なことにホーム3連戦。
本日16時から栃木SCと対戦する。
苦手としている岡山の本拠地・シティライトスタジアムに乗り込んだ徳島。
イエローカードの累積問題により両翼の一角をかく苦しい状況のなかで試合にのぞんだ。
岡山は立ち上がりからボールを保持を狙う徳島に対して、FWルカオとFWムークの2トップが積極的にプレスを掛けていく。
自陣に下がって体制を立て直す動きにもしつこく反応して、高い位置でボールを奪取。すぐさまフィールドプレーヤーが前への意識を強めカウンターを発動。
ボールをFWルカオに集めるが、ストライカーの放つ一撃は精細をかく。
対する徳島は岡山のミスに付け込んでショートカウンターで決定機を作る。前半31分にFW柿谷が自らボールを奪い、フィニッシュまで持っていたが、岡山の柳の必死のブロックで最後は防がれてしまう。
その後は両チームうまくチャンスを作れず、前半はスコアレス。
後半になると徳島は柿谷や杉本が起点となってビルドアップを試みる。
岡山は慌てずにブロックを形成。選手交代でフレッシュな選手を投入しながら、前半同様にカウンターに狙いを絞る。
すると徳島が攻勢を強めるなかでわずかに生じたスペースをうまくつきロングボールで一気に前線へ。競り合ったボールをムークが拾い、ゴールに向かって前進。GKスアレスの守るゴールにシュートを流し込んだ。
この時点では試合終了まで残り20分ほどあったが、岡山が同点を阻止すべくさらに守備を徹底。徳島はリスクを冒して強引にいかざるおえない。
試合終盤、岡山はまたしてもスペースをいかした素早いカウンターを発動させて追加点。
徳島は最後までゴールを奪うことができず、0-2で中四国ダービーに敗れた。
同じ勝ち点同士で並ぶライバルと対戦!
徳島と今節対戦する栃木SCは、現在同じ勝ち点で並んでる。
残留を争う、順位を一つでも上げるという意味でも絶対に落とせない相手だ。
6月に入って徳島がホーム3連戦を迎えるのに対して、栃木はアウェイ3連戦。
ここ最近のゲームは接戦の連続かつ大雨の影響で必要以上に移動に時間を有したりと、疲労の蓄積がコンディションにどう影響するかも気になるところだ。
キープレーヤーは、昨年夏から育成型期限付き移籍で加わっているFW根本。
上田西高校時代は全国高校サッカー選手権大会に出場し、チーム史上初となるベスト4進出に貢献。同大会では優秀選手賞を受賞した。その後は名門・鹿屋体育大学に進み、天皇杯ではJ1のクラブ相手にゴールも決めてみせた。
ボールをおさめる力と裏への抜け出しに秀でた選手で、徳島の選手で例えるとFW森に近いかもしれない。
カウンターの際は最後のフィニッシャーだけでなく、ボールをおさめてラストパスを出す役割も担っていて、手痛い一発を喰らわないために自由に動かせたくない。
このほか、西谷和希の双子の兄・西谷優希も所属。弟とは違い中央の選手で、ゲームメーカーとしての活躍が期待される。
徳島はどう戦う⁉
藤枝に続き、現在リーグ2位の高いボール保持率を誇る徳島。
対する栃木のボール保持率はリーグ最下位で、相手にボールを持たせてカウンターで得点を狙ってくる。
前節カウンターから2得点を献上している徳島としては同じ失敗を繰り返すことはできない。
スペースをうまく使われないように声をかけあってケアすることはもちろん、あえて持たせてショートカウンターを打つ作戦も有効かもしれない。
試合はもうまもなく16時からキックオフ!