2023/07/01 15:00
あわわ編集部

【徳島ヴォルティス】今節から天皇杯を含め5連戦! 試練の夏のはじまり VSザスパクサツ群馬
後半戦の初戦、アウェイでの『ベガルタ仙台』との試合で、何度もチャンスを作りながらも勝ち越すことができなかった『徳島ヴォルティス』。
今節ではホーム鳴門に戻り、『ザスパクサツ群馬』と対戦する。
7月は天皇杯を含め過密日程となっており、今節から5連戦となる。
苦しいスケジュールではあるが、現在15位の徳島としては落とせる試合は残されていない。
試練の夏がはじまる。
前回の群馬戦
前回の群馬との対戦は、第11節アウェイでの一戦。
現在定着している3-1-4-2はこの試合ではじめて試みており、FW柿谷とFW森のツートップ期用に驚かされたことを覚えている。
ちなみに3バックは、DF内田、DFカカ、DF安部の3枚だった。
この日はホームスタンド側からみて左から右へ強い風が吹いており、コイントスに勝利した徳島がエンドを入れ替え風上からスタートする。
するといきなり、追い風を味方につけた徳島がチャンスを迎えた。
ウイングの外山の蹴ったフリーキックが予想以上に伸びたものの、落下地点をうまく予測してヘディングで折り返す。
そのままゴールに吸い込まれそうだったが、直前でGK櫛引が触れたボールがバーによってはじき出されゴール前に、混戦になるも最後は気迫のこもった顔面ブロックで防がれる。
すぐあとの右コーナーキックでも決定機が生まれるが、再びGK櫛引がナイスセーブ。
すると群馬にも流れが、パスミスに乗じてエリア内からシュート。GKスアレスがボールに触れることができず、こちらも決まったように思われたが、MF岡本の放った一発が左ポストを直撃した。
後半も目まぐるしく攻守が切り替わる緊迫したゲーム。半分過ぎた頃からホームチームがゲームをコントロール。
スタミナが削られ間延びしてきた中盤を制圧され、次々と徳島ゴールに迫ってくる。
渡、児玉、桜井、千葉、ケサダの交代カードを切ってなんとか状況の打開を狙う徳島だったが、アディショナルタイムまで押し込まれ、結局0-0のスコアレスドローで終わった。
攻守の核が抜けるも、両サイドの推進力を活かした一撃に注意が必要
現在リーグ9位と上位陣に肉薄の群馬だが、ここ最近の試合は勝ち切れていない(直近リーグ戦5試合は4分1敗)。
特にここ2試合(VSヴェルディ戦、VS清水戦)は早い時間に先制しながらも、追いつかれドローに終わっている。
不調なチームにさらに痛手となるのが、MF天笠の警告累積による出場停止処分。
ボランチとして欠かせない存在の23歳は、これまで全試合に出場(第2節以降は連続フル出場中)しており、チームで1・2を争うボール奪取率を誇る。攻守においてバランス重要視してゲームメイクしている群馬だが、今節をどのように乗り切るのか⁉
そんななかキーマンを予想するなら、右サイドに張っているFW佐藤。
新加入ながら10番を背負い、4ゴール・6アシストと大車輪の活躍をみせている。
セットプレーのキックも得意で、第21節のヴェルディ戦では彼の低い弾道のクロスをきっかけに先制に成功。
マッチアップが予想されるMF西野やDF森は苦戦を強いられるだろう。
また逆サイドのウイングは固定されていないが、ドリブル突破を得意とするMF山中・MF川上エドオジョン智慧らが担っている。
徳島がボールを持たれた際は中央でボールパーソンを潰し、両サイドを活用した速い縦への展開を阻止したい。
連戦を前にレギュラー・控え関係なく、これからは総力戦の戦い。
悔しい思いをしながらも貫いてきた徳島のスタイルに自信を持ち、チーム一丸となって幸先のよいスタートを!