【みなみ動物病院（板野郡藍住町）】楽しくおでかけしたはずなのに、帰る頃にはぐったりも⁉ ペットを連れての遠出は リスクがあることも知っておこう

長いコロナ禍もあけたので、ペットと一緒に旅行を検討している人も多いのでは？

最近ではペットと一緒に泊まれるホテルをはじめ、一緒の時間を過ごせるスポットが増加していて、おでかけのできる範囲が広がっている。

SAで下りたら、ワンちゃんと出くわすことだって珍しいことではなくなった！

だが、そんな家族との楽しい思い出づくりだが、「ペットにとってはリスクがあるかもしれないことを知ってもらいたい」と『みなみ動物病院』の南先生は警鐘を鳴らす。

普段外出に慣れていない子は特に要注意

南先生によると犬は敏感にストレスを感じる生き物で、外出先の様々な要因によって出先や帰宅後に体調が悪くなってしまうことがあるそう。特に多いのが夏休みシーズンと秋の行楽シーズンということで、今から計画を練っている人は特に注意してもらいたい。

ストレスを感じる要因は実に様々で、慣れない土地に滞在すること（環境の変化）、暑さ、乗り物酔い、いつもと違う食事、車に乗るだけで体調を崩してしまう子もいるそう。

特に散歩以外におでかけする機会がない子はそういった行為をストレスに感じる可能性が高く、長距離移動があるようないきなりの旅行は避けた方がいいかもしれない。

はしゃぎすぎて体調が悪くなることも！

おでかけ慣れしているワンちゃんでも、はしゃぎすぎて体調を崩す子もいるという。

尻尾を振って「遊んで遊んで」とせがんできても、こちらがセーブして適度に休憩をはさんであげないと、ワンちゃん自身が疲れに気づかずに帰ってからダウン。疲れがそのままストレスになり、嘔吐や食欲不振といった症状がみられることも。

よだれの量が極端に増えたり、頻繁にあくびをするようになったりすると、一見楽しそうでもストレスを感じているかもしれないサイン。飼い主さんは決して見逃さないように。

旅行に連れていくかの判断は慎重に

「知り合いに様子を見てもらえることになったけど、家で一人にしておくのは心配」「他の人には預けられない」と思う人もいるかもしれないが、犬の性格は千差万別。

家族と離れることが嫌なタイプの子もいれば、環境変化を極端に嫌がる子もいる。

自分の飼っている犬がどんな性格なのかをしっかり把握して、旅行時の対応を考えるべきだ。

また、仮に旅行に連れていくことになったとしても、こまめに休憩を挟んだり、宿泊先や観光ルートの近くの動物病院を把握したりは安全のために心がけておきたい。

食べるものや食べる時間、トイレのタイミングなどをいつもと同じようにしてあげるだけでもストレスを軽減できることがあるそう。

楽しい思い出が、楽しい思い出のままであるように。

しっかりペットと向き合って考えてあげよう。

家に帰ってから「おや？？」と思ったら、迷わずかかりつけの動物病院の先生に相談を！