【2023.4月OPEN】ISIKI CAFE（イシキカフェ／美馬市脇町）月・火曜だけオープンする、心身をゆるやかに癒してくれるカフェ

自家製小麦のクレープ店『mimori』を間借りして、週2回、月曜火曜だけオープンするカフェが今年4月に開店。ランチから午後のティータイムまで、心身がリラックスできる場所として体思いの食事を楽しめる。

コンセプトは「心と身体にごちそうを」

フードメニューの［特製ベジタコライスプレート＆お味噌汁］（1,000円）。食事は店主の郷坪さん夫妻が心地よいと感じるものを提供しており、地元産の野菜を中心に、無農薬のお米を使った酵素玄米、自家製調味料や混ぜ物のない酢やみりん、米油など自然由来の素材で食材をシンプルに味付けしている。

ナス、ゴーヤ、しいたけ、紫キャベツ、にんじん、オクラ、かぼちゃ、アボカド、トマトなど多様な食材がお皿を彩る。

取材日のお味噌汁は冬瓜ときのこ。

野菜のおかずの下に隠れている酵素玄米は数日寝かせて発酵させることでもちもちになり、栄養価が高まる。消化にもよく、胃腸に優しい。
トップの白いクリームは自家製ベジマヨネーズ。豆乳やお酢で作られており、クリームチーズのような風味で「レシピを教えてほしい！」と好評だ。

［自家製クラフトコーラ］（S・300円、M・500円）。山で採集したハーブを自宅の囲炉裏で煮込んだ自然素材いっぱいのクラフトコーラはすっきりと豊かな風味。クセがなく口あたりがとてもいい。

松の葉をふんだんに配合。刺激は控えめでマイルド。

ヴィーガンスイーツで心を満たす

動物性食品を使わないヴィーガン対応のスイーツも。日によってチーズケーキやキャロットケーキなど数種類が登場する。取材日のスイーツは［ローチョコノンベイクドブラウニー］（600円）。

ビーツとプルーンで仕立てた生ブラウニーとバナナのヴィーガンアイスクリーム。もちろんすべて自家製。

心身を健康にする場所に

美馬市への移住のきっかけは、当時3歳の長女に地図を見せながら「どこに住みたい？」と聞いて指さした場所だったから。

店主の郷坪さん夫妻。「自然の恵みを受けながら暮らしたい」という思いがあり、3年前に宮古島から美馬市へ移住。「食べることは人がみんな持っている共通の部分。どんな価値観の人も生きるために食が必要です。食を整えることで心と身体が元気になる。気持ちが落ち込むときや気分がすぐれないときに、心身を充電できる場所になれば」。

食べることで心身が元気になり、みんなが元気になることで好循環が生まれる。居合わせたお客さん同士が自然と会話して、ここで何かが生まれたり、人との出会いがあったりとたくさんのつながりが生まれているのだとか。

また、整体師として体のケアを行ってきた郷坪さん。カフェの一角に整体スペースがあり、不調の相談が可能。その手軽さとは裏腹に、全身を深いリラックスへと導く施術は評判が高く、体を整えることで不調の改善が期待できるという。

自分自身の心と身体とじっくり向き合ってみてね。