2023/11/24 16:20
しばやん
【2023.9月OPEN】駄菓子屋あーこ(移動販売/板野郡藍住町)町から街へ走る!ブルーの軽トラで旅する駄菓子屋さん
ブルーの軽トラにたくさんの駄菓子をのせて、あるときはまちなかで、またあるときはイベントで、町から街へと場所を変える。曰く「旅する駄菓子屋さん」。そんなワクワクするコンセプトの駄菓子屋さんを営むのは、みんなのおばあちゃん・あーこさん。移動販売をしたいと考えていたときに軽トラに乗る小さな木の小屋[運小屋(はこごや)]と出会い、子どもたちもお年寄りも世代を越えて交流できる場所として、旅する駄菓子屋さんを実現させた。
「みんなのおばあちゃんみたいな存在に」という思いを込めて、孫たちからの呼び名をそのまま店名に。
数年前から「あいずみスマイリーマルシェ」でくじ引きや風船など、子どもたち向けの出店を行ってきたというあーこさん。店番には自身の孫や知人の子どもたちに協力してもらい、接客・販売・お金の計算まで子どもたちが担う、子どものお店屋さんとして運営。「子どもたちにとてもいい経験をさせてくれるお店!」と他のイベントからも声がかかるようになったことと、まちに駄菓子屋さんが少ないと実感していたこともあり、「駄菓子屋さんをやろう!」と旅する駄菓子屋さんが誕生した。
「いらっしゃい」からカゴを渡してお金の計算をして袋に入れて「また来てね」まで、そのときに「やってみたい!」といった子どもたちが店番を担当している。取材時も小さなお客さんを小さな店員さんが接客していた。
ママとお買い物に来た小さなお客さん。
懐かしいものから初めてみるものまでたくさんの駄菓子が並ぶ。地域の子どもたちから散歩中のお年寄りまで幅広い世代が立ち寄るため、駄菓子のラインアップも充実。今はまだ少ないけれどアレルギー対応のお菓子もあり、これも徐々に種類を増やしていく予定だそう。
大人も夢中になって選んでしまうのが駄菓子の魅力。綿菓子(1回50円)もあるよ。
藍住町の「いつもの場所」で営業時の様子。
平日は週2日ほど、藍住町の『桜づつみ公園』近くにある「いつもの場所」で営業(雨の日は休み)。週末はイベントへ出店したり、別の場所に移動したり、さまざまな場所へ。また地域の子どもたちに親しんでもらうため、藍住町内の4つの小学校の校区内それぞれに移動販売の「いつもの場所」ができるように準備しており、「今は藍住南小学校の校区にあるけれど、日を決めて他の小学校の近くにも行って、放課後の時間を過ごしてもらえるような場所を作りたい」とあーこさん。子どもたちが来やすい場所へ自ら出向いていく、旅する駄菓子屋さんならではの試みだ。
駄菓子屋あーこ
- 住所/ いつもの場所/板野郡藍住町東中富権現傍示20
- 電話/-
- 営業時間/いつもの場所/14:00~17:00ごろ(冬季)、15:00~18:00ごろ(夏季)
- 定休日/不定休
- 駐車場/なし