【徳島ガンバロウズ】チーム一丸で前夜のリベンジ！ 大逆転で嬉しい初勝利

いよいよ開幕したB3リーグ。

今季から参入の『徳島ガンバロウズ』は記念すべき開幕戦で、前年度昇格プレーオフ3位の『横浜エクセレンス』と対戦！

接戦の末、80-91で敗れてしまった。

しかし、選手たちはいち早く気持ちを切り替え、本日の開幕第2戦に臨んだ。

「やるべきことが出せた試合だった」

前日の試合。

「敗因は相手チームのプレッシャーによってやるべきことができなかったことが原因です」と語ったデマーカス・ベリーHC。

序盤から猛威を振るいペースを握られる原因となってしまった相手のポイントガードの選手に対して、今日の試合では万能型のマルチディフェンスのジャワラ選手をあて、他の選手が中をしめるディフェンスを行い、相手のオフェンスの自由を奪うことに成功する。

対してオフェンス面では、点取り屋のドーソン選手の活躍が目立った。

第1クオーター早々に3ポイントを決めると、さらにリードを広げる2ポイントシュートを連発。

21-12と最高のスタートを切る立役者となる。

しかし、第2クオーターから流れは横浜へ。

連続得点でじわりじわりと詰め寄り、スコアは38-35と3点差。

徳島はハーフタイムで修正を求められる。

第3クオーターは一進一退の攻防。

開始早々相手チームの3ポイントを2本決められ試合を返されるも、すぐさまドーソン選手が2ポイントシュート！

さらにバスケットカウントで認められた1ショットも決めて反撃。

横浜もそれに続くかたちで連続得点。

これ以上離されたくない徳島も、若狭選手3ポイント、コームズ選手のスラムダンクなどで食い下がる。

運命の第4クオーター

第3クオーター終盤の追い上げで、会場のボルテージは最高潮。

その期待と声援のあと押しに選手たちがこたえる。

この日攻守においていい役割を果たしていた駒水選手が逆転の3ポイントを決め、流れをホームチームに！

ドーソン選手とジャワラ選手が続き、残り1分のところで1点差に詰め寄られた場面では、再び駒水選手が3ポイントを決める。

最後は若狭選手が2本のフリースローを確実に決めて、徳島が76-72でB3リーグ初勝利を手にした！

29得点をあげトップスコアラーとなったドーソン選手は「昨日よりもフィジカルにプレーをすることを意識したことがオフェンスの成功につながりました。エナジー向きだしでプレーするとボールは自然の自分のもとにくると信じています。それが本当に起こりました！」

デマーカス・ベリーHCも「彼はB3リーグ屈指の点取り屋で、もっと高いレベルのリーグでも活躍できる選手だと信じているけれど、今日の成功は彼がディフェンス重視の考えで試合に臨んでいたからだと思う。素晴らしいよ」と手放しで絶賛していた。

また、まるでドラマのような大逆転劇については、「第1クオーターのいい入りから、雲行きが怪しくなった第2クオーターの流れをみて、選手たちには「苦しい時間帯こそ平常心を保て」とアドバイスしました。「若いチームだからと仕方ない」と、焦ることを言い訳にしたくなかったからです。あとは選手たちの力です。駒水選手が要所で3ポイントを決め、チームを助けてくれましたし、みんなが一丸となって昨日できなかった「やるべきことを」達成できたから、勝利することができたんだと思います」。

ちなみにデマーカス・ベリーHC、記者会見前にロッカールームでウォーターシャワーの祝福を受けていた。

この件をキャプテンの塚本選手に問いただすと、試合後の勝利インタビュー中にサプライズでやりたいなと思いつき、その計画を耳にした外国籍選手もノッってきて話がまとまったとのこと。

「みんなで勝利を共有するのは大切なことだと思っています！しかしこの勝利におごらず、次の試合でもやるべきことをやっていきたい」とキャプテンらしく締めくくってくれた。

徳島の次の試合はアウェイ。

10月14日（土）と15日（日）に『香川ファイブアローズ』と対戦する。

2連勝を狙って、頑張れ！ 頑張れ！ ガンバロウズ！